2014年6月28日土曜日

タベブイア・アルバ:Tabebuia Alba(イペー・アマレーロ)の生育状況

 梅雨の晴れ間に、タベブイア・アルバの生育状況を写真撮影しました。2012年11月17日に播種したタベブイア・アルバ(クリチーバ ジャルジンソシアウ地区産:JS121117)で最も成長が速いものは、春から現在までに樹高80cmから1m伸びて1.8mになりました。秋までにさらに1m以上伸びて、3mくらいになると思います。この木を含めて、同級生約40本中、7枚葉が5本くらいあり他は5枚葉です。成長につれて7枚葉に変化するものがありますが、全部がそうなるかどうかは観察中です。
   樹勢が極めて強く、移植時に切断した不要根を挿し木したもの5本すべてが発芽して勢いよく伸びています。

右端が最も成長が速く、樹高約1.8m、今年約1m伸びた(葉がついた部分)。(JS121117)
 
 
         (以下、写真はクリックで拡大可) 
上の写真の木と同級生、樹高約1.3m。上の3本に苗床の場所をゆずり、ここに移植した。
右下列は昨年播種し、今春移植したカブラル白種子(C131209-白)


上の写真の木を移植するとき、不要根を挿し木したもの。樹高約15cm、秋までに1mに伸びそう。
他に、4本(挿し根したもの全部)生育中。
 
 
畝の左半分は上の写真の木と同級生(ポットで1年過ごした)
右半分は昨年播種し、今春移植したカブラル黒種子(C131209-黒)
 
 
サンタカンジダの白種子(SC131209-白)(右2列)と黒種子(SC131209-黒)(左3列)

 
サンタカンジダの白種子(SC131209-白)

 
 サンタカンジダの黒種子(SC131209-黒)

 
サンタカンジダの白種子(SC131207-白)


     関連の記録動画です。



樹種についての参考資料:
有隅先生から下記のメールを頂きました。資料として追記します。

送信日時: 2014年7月23日 14:24:52
 
           
池田さん 前田さん 小出さん
                  有隅です
 
「池田ポンポン」はTabebuia alba(=Handroanthus albus)だと同定していましたが、今回私が頂戴した種子からの植物は異種(恐らくT.serratifolia)ではないか、と思いました。その理由は、以下のとおりです;
 
(1)この「池田ポンポン」関係で、私が最初に落掌したのは、前田さんから頂戴した実生小苗8株でした。
 
(2)この実生苗の特徴は、葉の表に皺が目立つこと、また葉裏が白っぽいことで、恐らく成木になったらその成葉の葉裏は、「種名」の元になったalbaそのものになるのではないか、と思っています。
 
(3)次に池田さんから私のところに直接、5種類5袋の種子池田「2‐1」「2‐2」「3」「4‐1」「4‐2」が送ってきました。多分「2」「3」「4」の3種類だったのかもしれませんが、私は袋別に別々に取扱うことにしました(合せることは何時でもできますので)。
 
(4)この池田さんからの直接の種子の他に、ほぼ同じ時期に、前田さんを通じて2種類の種子を落掌しました。種子の色が違っていることから、前田さんに準じて池田・前田「黒」「白」と呼ぶことにしました。
 
(5)これらの種子は、春暖かくなってからというので、この3/29に播種しました。それで現在、7種類の実生小苗と最初の「前田実生」の合計8系統が、私のところで育っていることになります。
 
(6)さて種子からの実生で「前田実生」(=T.alba)のソックリサンは、池田・前田「白」のみで、他は葉の裏が緑で、皺も余り目立ちません。同じ「種」とは、到底考えられないのです。その一番大きな特徴は、葉縁に顕著な鋸歯がある点です。それでずばり学名通りのT.serratifoliaではないか、と思いました。
 
(7)ところで橋本梧郎先生のTabebuia属の検索表で、T.serratifoliaは何と「葉縁は全縁」の部類に入れられていて、「時に鋸歯がある」と記載されています。「時に鋸歯」で、何で「serratifilia」になったのでしょうか? 矛盾を感じます。
 
(8)一方、図鑑ARBORES BRASILEIRAS(この文献も原版のポルトガル語版と英訳版で、写真に食い違いがある場合があって、若干信頼が置けない)を見ますと、T.serratifoliaの花房は各小花の花柄が短いので、全体がキッチリ詰まった薬玉状の、ポンポンと呼ぶにふさわしい花房を呈しています。
 
(9)これに対してT.albaの花房は、複合花房とでも呼んだらよいのでしょうか、複数の小花房の集まりになっていますので、小花数自体は数が多いのですが、全体がルーズで、バラケタ花房になっています。キッチリした薬玉状ではないのです。
 
(10)さて、池田さんにお願いしたいのですが、今回お送り頂いた種子から育ちつつある実生の様子を見ますと、私には2種類の「種」がごっちゃになっているように思えます。1つはT.alba、そして今ひとつを私はT.serratifoliaではないか、と考えました。
採種をされた原木(親木)をご覧になって、1つは葉の裏が白ポクッて、大きいがしまりのないルーズな花房、今ひとつは葉の鋸歯が際立った、コンパクト花房ではなかったでしょうか? ご確認を願えたら、有難いです。


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