自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2017年9月24日日曜日

ミヤマキリシマ「霧島桜」と「由布錦」の挿し木

 さいたま市の弟が挿していた霧島桜をもらって帰りました。活着率は100%で、15本あります。チチブベニドウダンが1本同居しています。これは活着率が極めて悪く、30本くらい挿した中で、1本だけ活着しています。
   霧島桜に関して公開したくない事件がありました。自分で管理していた霧島桜を全滅させてしまったのです。海外登山に出掛けていた2006年7月の約10日間で畑の霧島桜数十本の大半を枯らし(寒冷紗で日陰を作ったのが密封状態になり過熱)、数本生き残ったのですが、これも畑での管理不足(雑草に負けるという不注意)で2年前に枯らして全滅しました。鉢植えは不安定で(管理が大変)、畑のほうが安全だという認識でした。管理が悪ければどちらもダメです。
 北海道の友人が1本、さいたま市の弟が1本守っていてくれました。霧島桜は私が実生から選抜した極めて珍しい樹種で、霧島市発足を記念して命名したものです。今回弟のおかげで15本が戻りましたので、大事にします。美人薄命で、樹勢がやや弱いようです。
  霧島桜については下記参照:
    http://kirishiman.blogspot.jp/search?q=%E9%9C%A7%E5%B3%B6%E6%A1%9C

 挿し木の方法ですが、葉をなるべく全部(頂端だけは残す、葉の半分だけもあり)カットしたほうが、活着率は高まります。霧島桜を挿した弟は時期もよかったので、自信があったのか葉をカットしていません。この場合、活着しても新葉の展開が遅いです。
 1枚下の写真は1本1万6千円で買った由布錦を私が挿したものです。6月で時期的にやや遅く、又、挿し木に対してどの程度強いのか判らないので、やや大きめにカットしました。結果的に挿し木には結構強くて、巨大な1本を除いて全て活着しました。最小は1cmです。枝分かれしているものは、来春カットして全て挿し木にします。1万6千円×2本分を少しでも回収します。
   用土は弟のものが正式です。硬質細粒鹿沼を2mmの網で篩ってミジン抜きをしています。

 ついでに最近行なった「由布錦」の挿し木の様子も記録します。
  
写真はクリックで拡大してクリアーになります(9月24日撮影)
 
10月6日充分に発根したので同じトレー内に植え替え(10月7日撮影)
 

6月に挿した由布錦:葉をすべてカットして挿した、20本。
 
    9月27日、由布錦の挿し木を更に16本行いました。挿し穂の最小は1cmです。
 
9月29日に4本追加⑰、⑱、⑲、⑳

10月2日に更に4本追加(㉑、㉒、㉓、㉔は5mm、写真で確認できない。

 
 
 
 




2017年9月19日火曜日

イペー・池前アルバの種子の検疫済記録

 種子の輸入に関しては法律に基づいた厳しい検疫規定があり、必ず守らなくてはいけません。
下記はイペー「池前アルバ」の種子の検疫証明です。今回は自動的に平成28年11月28日に横浜植物防疫所で検疫を受けています。検疫を受けない状態で受取った場合は必ず未開封のまま、植物防疫所に持ち込み、検疫を受けます。開封したら、検疫を受けられない規則になっています。
 

  2016年12月2日に上記の種子を受け取り、即刻播種しました。標示はタベブイア・アルバ「JS121117-2」としました。同じ親木の先輩イペーを2012年に播種して、これが抜群に強烈な耐寒性を示したので、その耐寒性の限界を確認する目的で国内各地で試験栽培中です。
  「池前アルバ」と表示するようになったのは2017年の春からです。「池前アルバ」は現在商標登録申請中で、将来品種登録を考えています。
  下は2016年12月17日の播種直後の様子の動画です。15日間の室内管理で立派に成長しています。
 

2017年9月13日水曜日

イペー・アマレーロ「池前アルバ」の生育状況:2017年9月13日

 2016年12月播種を主体に、挿し木や伏せ根で増殖した第3圃場の池前アルバ126本の生育状況です。これ以外に第1圃場に約10本が生育しています。現在までに試験栽培した65種類の中でダントツに耐寒性が強く、零下9.1℃に花蕾が耐えた樹種です。先輩が柳井市と当園で多数開花しています。樹形、花の美しさも文句がありませんが、これを凌ぐ樹種を探して試験栽培を継続中です。
1)2016年12月播種:その① 40本(1~1.2m)

2)2016年12月播種:その② 50本(1.5m、その①より移植が早いので、成長が早い)

3)昨年春に伏せ根して不調だったものと今春伏せ根混成グループ:23本(0.5~1.2m)
  伏せ根は葉裏が白くなるのが早い。開花も早いと思われる。低位分枝も目立つ(成長が遅かったためかも)。と書いた後で写真を見て現場を再確認したら1本着蕾しているのを確認した。昨春伏せ根して不調で移植できなかった生き残り。

4)春に伏せ根:13本(0.3~1.5m)

2017年9月1日金曜日

樹木の寸法の測定方法


樹木寸法の測定方法(大和不動産鑑定株式会社HPより引用)

   種々調べたのですが、これという決定的な「標準」は決められていないようです。
    以下引用です:
測定方法は、図示のとおりです。
根廻りの測定では、巻尺で地際を測定。
胸高直径の測定では、地上1.20mの位置で輪尺をもって測定します。(傾斜地の場合は、山側の地際から1.20mの位置で測定とします。)樹高の測定では、地際より梢頭[こずえの先]までの全長を測定。(傾斜地では山側の地際から測定します。)枝張りの測定では、樹冠幅[樹木の枝や葉が茂っている部位]の平均を測定。


長を測定。(傾斜地では山側の地際から測定します。)枝張りの測定では、樹冠幅[樹木の枝や葉が茂っている部位]の平均を測定。


測定方法