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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2017年11月15日水曜日

朝鮮人参系の有用ニンジン各種

  日本で育っている有用人参(薬用と書けば薬事法違反)各種を、関係者の情報やインターネットで調べました。以下に記録した中の朝鮮人参、ツルニンジン、エゾウコギなど3種の栽培を始めました。
 これには背景があります。この10年来、65種類以上のイペーの試験栽培をして、淘汰されたイペーの跡地が少し空き、適当な木陰を作っています。温暖地を好むイペーの木陰で寒冷地に育つ植物の試験栽培を始めたわけです。ツルニンジンは当地近辺でも自然生育しているようです。
 


エゾウコギ (写眞はクリックで鮮明になります)
 
  朝鮮人参外聞:
「PNAXGINSENG:高麗人参情報サイト」より引用
高麗人参
 紀元前三世紀頃、秦の始皇帝の命を受け、方士徐福が不老長寿の神薬として持ち帰ったのが、朝鮮半島北部に自生していた野生の高麗人参でした。始皇帝はその薬効に大変満足しました。これを機に人参の人気が高まり、人参の需要も増大しました。
 

高麗人参のふるさとは、北朝鮮白頭山   

自生の高麗人参は、北朝鮮の白頭山を中心に半島を縦貫する山脈の密林の奥深いところなどに自生し、その採取は命の危険を伴う大変苦難なものでした。人参堀りを職業とする人はシンマニと呼ばれ尊敬されていました。自生の人参は非常に成長が遅く、成育環境によって根の形状が多様に異なります。形状を見れば産地を言い当てる仲介業者もいるそうです。とくに根全体の形状が人形をしているものが珍重されます。自生の人参は、数十年から100年以上のものもあり、産地、年数、形状などによって価値に差があります。 

日本の高麗人参栽培技術は韓国より進んでいる 

長年にわたって野生の高麗人参は、乱獲され続けられたため、数が激減しました。韓国では、種を採取し山に播いたりする栽培法が試されてきました。しかし、なかなかうまくいきませんでした。一方、日本には自生のものがなかったため、江戸時代から栽培の建久がなされ、本家韓国より栽培技術が進んでいます。自然に自生している天然ものの人参を山参(サンサム)といい、栽培されたものを家参または人参といいます。現在流通しているものはほとんどが栽培された人参です。

山参には神秘的な薬効があるといわれている

山参と人参で薬効に差があるのでしょうか。成分分析の結果、含まれるサポニンの種類が人参19種類に対し山参は30種類であったといわれていますが、解明はまだ不十分なようです。
しかし、実際に山参の優れた薬効を体験している人が多いことも確かです。人里離れた山奥の神秘的な環境で育ち非常に希少なものです。死の淵からも生還させるほどの薬効があるとも言われています。このため、山参は人参に対し100倍以上の値段が付きます。一本数百万円の値をつけるものもあります。いくら効果があっても、高ければ所詮高嶺の花です。江戸時代には、病治って首くくるとも言われました。近年、栽培法も改善が進み品質ばらつきの少ないものが生産されています今後さらに栽培技術の研究が進み、人参でも山参に負けないほど多くのサポニンを含むものが開発されることが期待されます。
 
竹節人参(栃葉人参)

ライオン田七人参研究 より引用

竹節人参の特徴

葉がトチノキの葉に似ていることから、
トチバニンジンとも呼ばれます。

根茎が1年ごとに1節増え、それが竹の節に似ていることから、和名で「竹節人参(ちくせつにんじん)」と呼ばれるようになりました。地上部はオタネニンジンと似ていますが、地下部の形態はかなり異なっています。薬用部位について、オタネニンジンでは根を使用するのに対して、竹節人参では根茎を使います。
江戸時代の初期寛永年間に、中国人の何欽吉(かきんきち)が薩摩においてこれを発見し、採集して医療に用い始めたとされています。
竹節人参の特徴
    分布

分布

日本各地 (福井、長野、奈良、群馬、香川、鹿児島など)に広く産しており、産地の樹下に生える多年草で日本特産の人参とされています 。中国の薬局方 (中国薬典) でも「竹節人参」が規定され、同じ起源植物を用いるとされています。

形態

形態草草丈50〜60㎝になります。根茎は横向きに成長してやや太く白色、竹節という名のとおり節くれ立った形状をしています。根茎は太く育ち、根そのものは細くて貧弱です。茎は直立し、単一で無毛です。葉は茎の上部に3〜5枚が輪を描くようについています。掌状複葉で小葉は5〜7個つけ、長さが1〜2㎝になります。形は、先のとがった平たく細長い形の倒皮針形か、卵を逆にしたような倒卵形(とうらんけい)で葉の先は尖っています。また、不規則にぎざぎざに切れ込みの入ったきょ歯縁をしています。花期は6〜7月で、長い花茎を出し、先端に多数の淡黄緑色の花を放射状に多数つけます。丈50〜60㎝になります。根茎は横向きに成長してやや太く白色、竹節という名のとおり節くれ立った形状をしています。根茎は太く育ち、根そのものは細くて貧弱です。茎は直立し、単一で無毛です。葉は茎の上部に3〜5枚が輪を描くようについています。掌状複葉で小葉は5〜7個つけ、長さが1〜2㎝になります。形は、先のとがった平たく細長い形の倒皮針形か、卵を逆にしたような倒卵形(とうらんけい)で葉の先は尖っています。また、不規則にぎざぎざに切れ込みの入ったきょ歯縁をしています。花期は6〜7月で、長い花茎を出し、先端に多数の淡黄緑色の花を放射状に多数つけます。

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