2012年5月18日金曜日

原発問題

青年の主張ならぬ、老年の主張です。
オランダの友人あてのメールです。
原発問題で、メーリング仲間で議論しています。

 オランダ香織様
         前田です。

  お疲れのところ、恐縮です。
  原子炉の解体廃棄物の処分まで考えると気が遠くなります。
私は長年産業廃棄物を大量に出し、その処分技術の分野に関連する仕事にたずさわってきました。現在も霧島市の環境対策審議会の審議委員をつとめております。
  日本の廃棄物処理処分に関する法律は、産業、経済優先の思想で制定されており、最終処分場に起因する環境汚染事故が多発しています。日本は10億トンを超える管理型の廃棄物を埋め立てた「廃棄物列島」なのです。ほぼすべてが、厚さ1.5mmのビニールシートを敷いた山あいに埋め立てられています。主な汚染事故は最終処分場から流れ出る排水の有害成分によるものです。
  最近、原子炉解体で発生する放射能を帯びた廃棄物の最終処分の問題が現実化してきました。2005年12月に制定された法律で、0.01ミリシーベルト/年以下の放射能をおびた解体廃棄物は一般の管理型産業廃棄物と同様に埋め立ててよいことになりました。反対運動が続いていますが、どの程度恐ろしいことなのか、一般の国民に分からないのです。
  今後大量に発生する原子炉解体廃棄物の最終処分に起因する環境汚染や人類への影響は予測がつきません。原発推進論者は大丈夫と言っているのです。そして、結果が出ると、想定外、いや、人類の幸せのための選択だったと言うにちがいありません。
 下記「youtube」は私が2,000時間以上かけて作成した廃棄物処分に関する資料です。引用註記以外の写真、図表などはすべて自作です。45秒めあたりで、放射性廃棄物の法律の話が出てきます。
 日本の、環境軽視、経済優先の実態をご覧ください。


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