趣味で深山霧島を育てています。実生で突然変異が出ました。桜の花そっくりで、なんとも色気があります。開花は5月です。普通の深山霧島の花の色は赤や赤紫色が主流ですが、「霧島桜」は開花後白色から桜色に数日かかって変化します。 新種「霧島桜=Kirishima-sakura」として、英国王立園芸協会及び日本ツツジ・シャクナゲ協会に名称登録しました。 鹿児島県 霧島市 が 2005年に発足したことを記念して「霧島桜」と命名しました。
「霧島桜」は下記ホームページで紹介されています。 「霧島桜」の紹介:日本ツツジ・シャクナゲ協会 ☜クリックでページが開きます。 「霧島桜」は開花後、白色から桜色に変色する不思議な花です。
2006年4月27日撮影(写真をクリックで拡大)。
左端の畝は実生のミヤマキリシマ、約200本。
「霧島桜」を増殖中です。1~2年かかりそうです。
左の写真で蕾、開花直後から落花前の花、落花後の種子などが1本の木で見られます。白からピンクまで、花色の変化が賑やかです。
英国王立園芸協会の名称登録。
下は2009年5月の深山霧島「霧島桜」です。開花1日目から7日目までの花色の変化をご覧ください。8日目以降もっとピンクが濃くなるのですが、日程上撮影できませんでした。通常、色素の中のアントシアニンという成分で植物の花や葉は赤色系の色が発現します。 花の色は褪せるのが普通ですが、「霧島桜」はピンク色が日ごとに濃くなり、ついには急にしぼんで落花します。
開花1日目
開花2日目
開花3日目
開花4日目
開花5日目: この写真のみ夕方の撮影でさえない。
開花6日目
開花7日目