自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2017年6月30日金曜日

ツツジの挿し木の自己最小記録:由布錦

 ミヤマキリシマの挿し木の自分の最少記録です。直径0.5mm、樹高4mmです。昨夕、深挿しになっていたものを、発根を確認の上正常に植え替えました。
 最小記録の実現には理由があります。親木は4月15日に16,150円で購入した由布錦で、樹高は12cmです。これを挿し木で増やして販売して購入代金を補填したいのです。勿論、開花を確認して樹種の特徴を受け継いだものを対象にします。挿し木は約2週間でこの状態になりました。いわゆる「梅雨挿し」です。うまくいけば、今回の挿し木に着蕾して来春開花もあり得ますが、どうでしょうか。



親木の6月30日の姿
親木の4月19日購入時の姿

2017年6月29日木曜日

タベブイアアルバの着蕾を確認

 友人の井上さんからタベブイアアルバに蕾らしいものがあるとの連絡があり、見に行きました(下記写真)。自分の畑のアルバを全部確認したところ同様のものが多数あり、蕾と判断しました。着蕾を確認した樹種はSC131209-白(播種3.5年目、昨年初開花)、SC131207-白(2014年5月播種、初着蕾)、サンジョアキン-1、サンジョアキン-2(各播種3.5年目で初着蕾)、サンジョアキン-5(播種1.5年目で初着蕾3個 樹高1.7m、3分枝)で、全て10~20本の中の1本だけです。今後、着蕾する木が増えると思われます。

井上さん宅のアルバ(播種3.5年目)




SC131209-白(クリチーバ・サンタカンジダ)
SC131207-白(2014年5月播種 サンタカンジダ)蕾が一番進んでいる

SJ-5(2015年12月播種・サンジョアキン)

2017年6月14日水曜日

西郷隆盛と石風呂

 来年のNHKの大河ドラマは西郷隆盛です。霧島市は西郷さんとのご縁が深く、今年の11月までに記念公園などの施設を造るとのことです。
 今日、霧島市長と面談させて頂きましたが、話の成り行きで前田家に伝わる石風呂を西郷記念施設に寄贈させて頂くことになりました。西郷さんも石風呂に入ったという記録があります。大きな凝灰岩をくり抜いて作ってあります。
 
  焚き口の釜が無いので直径26cmの木栓をして、お湯は台所から引きました。この後、私も入りました。凝灰岩は断熱効果大でお湯の温度が下がりにくいです。
 アルミ板に印刷した「永久保存版」の写真のため見にくくてすみません。
   
  霧島市「せごどんの村」オープニングイベントの風景

 
 
 追記:西郷さんが入浴されたという石風呂を、6月19日に南大隅町まで2時間かけて見に行きました。風呂の大きさは拙宅のものとほぼ同じです。







帰り際にイペーの木を発見しました

 大隅半島の南に位置する南大隅町の根占を流れる雄川の下流、右側に海に面した「町」地区がある。昔は港町として繁盛していただろうと思わせる町並みがある。いまは何もない空き地の奥にポツリと小さな石風呂が座っている。中に「西郷翁浴槽」と書かれた石柱が入れてある。大きな体の人がこんな小さな風呂にはいれたものか、と思うが意外とゆっくりと入っていたらしい。
 以前、さつま町の山奥の民家で、まだ石風呂を使っている家に行ったことがあったが、主と孫がゆったりと風呂に入っていた。昔は風呂を持つ家が少なく、「もらい風呂」と知り合いの家が沸かしたときには近所の人は入りに来ていた。一晩に数十人も入り、入った人たちは座敷でお茶を飲みながら世間話をしていたという。
 西郷さんは当時,肝属郡小根占村 ( 現在の南大隅町根占 ) まちの平瀬十助の宿を定宿として、毎日狩りを楽しんでいた。
猟の時には帆木綿のゴツゴツした狩衣に藁草履をはいて小さなナタを腰にさして出かけていた。獲物は自分では食べずに、村人に分け与えていたのだそうだ。食べるよりも山野を駆け巡るのが楽しみだったのだろう。
 明治十年二月一日早朝、六挺櫓仕立ての早船で鹿児島から末の弟西郷小兵衛がやってきた。「私学校の生徒たちが草牟田の火薬庫に押しかけ火薬、銃弾を奪った」と報告した。西郷は「しまった」と言い「お前たちはそんなことをして」と激しく怒鳴りつけたそうだ。
 3日に西郷は鹿児島に出発、それが西南の役の始まりとなった。その顛末(てんまつ)を語るがごとく、石風呂は座っている。
石風呂は語る
 
西郷さんが入った石風呂
西郷さんが入った石風呂(南大隅町)



群馬県大泉高校のイペー試験栽培取り組み報道

 6月9日の朝日新聞で標記の取り組みが紹介されました。同紙朝刊の記事の写真並びに朝日新聞社の許可(承諾書番号:A17-0702・規定の転載料は2万円/年)を得て、デジタル版の記事を転載させて頂きます。当記事を朝日新聞社に無断で転載することを禁止します。
デジタル版の報道内容(朝日新聞社に無断転載禁止):
 「黄色い花を大木いっぱいにつけるブラジルの国花「イペー」。外国人が人口の2割近くを占める大泉町で、県立大泉高校がクラブ活動として試験栽培と培養実験に取り組んでいる。いずれは大量に増やして公園に植えたい考えで、生徒たちは外国人と日本人が満開のイペーをともに楽しめる日を心待ちにしている。
 取り組んでいるのは、大泉高の植物バイオ研究部の1~3年生6人。実験に使う苗とタネは、イペーを日本に広める活動をしている研究家の前田久紀さん(76)=鹿児島県霧島市=と小出立彦さん(73)=神奈川県鎌倉市=から、2015年7月に提供を受けた。
 苗は品種の異なる7本で、生徒らは、北風を防げて日当たりのいい校庭内の7カ所に植え、月ごとの生育状況を調べている。
 調査は、寒さと北風に弱いというイペーが、寒冷地でどこまで生きられるか、日本での北限を探るのが一つの狙い。「空っ風の強い群馬でうまく育つかどうか心配だった」(小出さん)という。7本の苗のうち1本は枯死し、何本かは成長が止まっているが、2本は順調に生育。うち1本は3倍以上の高さ約2・5メートルに育った(5月24日現在)。
 並行してタネの培養実験も進む。提供されたタネ10品種以上を使い、試験管の中で無菌培養中だ。ただ、タネからの培養では、イペーの形質にばらつきが出て大量増殖には向かない。タネの培養は、苗の培養に最適な培地を探すための予備実験という位置づけだ。
 次にめざす本実験では、苗の先端の茎頂部を培養し無菌の苗を作り出す。イペーの大量増殖が可能となる本実験は、日本での最適種が前田さんによって特定されることが前提で、着手は来春以降となる見込みだ。
 前田さんが、最適種と見込むのは、小型で黄色い花の品種。前田さんの「前」と知人の名字から「池」をとり、「池前アルバ」と呼んでいる。65種の中から探し当てたもので、今後、交配などで品種改良を重ねるつもりだという。
 大泉町の久保田治男都市建設部長は「イペーの森とまではいかないが、多文化共生の象徴として、ブラジル人がイベントを開く公園に植えたい」と話す。
 植物バイオ研究部でイペー研究の中心となっている3年生の喜田川代樹さん(17)と2年生の横田悠月さん(16)は「ブラジル人たちが春に咲くイペーを見て故郷を思い出し懐かしんだり、日本人と一緒に楽しんだりしてくれるといい」と話している。(長田寿夫)
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 イペー ノウゼンカズラ科、学名タベブイアの通称。南米に約100種類が分布し、成長すると、高さ10~15メートルになる。2020年の東京オリンピックの記念硬貨には、前回16年の開催国ブラジルの国花の黄色いイペーとサクラがあしらわれている。
 
写真・図版
    試験管でタネの培養実験に取り組む植物バイオ研究部の部員たち。
   
写真・図版

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黄色い花を咲かせたイペー=前田久紀さん提供

朝日新聞社の転載承諾書


 




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