今までの経験では、池前アルバの開花までの期間は播種栽培で4年、根伏せや挿し木で2年でした。2016年12月2日に播種した池前アルバの中に1年半で着蕾したものを4本今朝確認しました。播種後2年で開花する可能性を持っています。
稚樹開花する樹種は矮性、多分枝型で、ひこばえも出やすいようです。
多種多数の試験栽培をやっても、このような優良種が出るのは極めて稀で苦労が報われる瞬間です。現在までに試験栽培したイペーは地植えで84種類、約2,000本になりました。播種から地植えの本格的な試験栽培を始めて丁度10年が経過しました。そろそろ選抜試験を終えて、選抜した優良種を使った交配による新種作出に取りかかろうかと考えています。
池前アルバの稚樹開花 その1
樹高は1.3mと小型で、無駄なひこばえ2本が大きく伸びていたので切断して14本挿し木をしました。この挿し木は2年後には開花する可能性があります。
これは分枝も良さそうで、2個着蕾です。
後日追記:挿し木10日目で芽が出始めた。7月15日撮影。
池前アルバの稚樹開花 その2
分枝はありませんが樹高は1mと小型です。
池前アルバの稚樹開花 その3とその4
樹高は各約2m。
その4の挿し木
ひこばえ2本を切断して16本挿し木した。
後日追記:挿し木10日目で芽が出始めた。7月15日撮影。
播種直後の様子: