今日、私の入選作が放送されました。初投稿でした。選者の解説で私の性格まで褒めて?頂き恐縮致しております。少し、句を読んだ場面を誤解されたようですけど・・・・。アタイガ トシャ 73、ムイモ ナカロ!
以下、NHKのホームページのコピーです:
「寝化粧」の場面でなく、ザンネーーン!(前田)
「大概てげい せんかち女房ん 化粧を待っ」
霧島市 前田 久紀 さん
解説
(いい加減にしないかと、女房の化粧が済むのを待っているという意味の句です。)
黒柱:「化粧を待っ」の「待っ」の一言に思わず笑いを抑えることが出来ませんでした。
キャスター:どういうことですか?
黒柱:奥さんの化粧が長いのをせかせたり、怒ったりするという発想の句は今までにも沢山詠まれています。しかし、この「待っ」でこの句の主人公がどんな性格の人かも分かるような気がします。
キャスター:黒柱さんの言われることがますます分からなくなりましたが・・・。
黒柱:このセリフは実際に奥方に向かって文句を言ったのではなく、ご亭主の「心の叫び」なのです。早くしろと言いたいところをじっと耐えて「待って」いるのです。
決して口に出していっているのではないのですよ。
キャスター:なるほど。そう言われれば私にも分かるような気がします。
黒柱:「同病相哀れむ」と言う言葉がありますが、私にはこのご亭主の気持が痛いほどわかるのですよ。それはさておき、たった一言が句の意味はもちろん、今までとは全く違った面白さを感じさせることがあるというお手本のような作品だと思います。
キャスター:それにしても、なんだかかわいそうになってきました。このへんで唱にいきましょうか。
<唱> じっ我慢っちょい なま一時間
(たっぷり一時間もの間、じっと我慢しているという意味です。)
この「なま」は「程度がはなはだしい意を表す」と辞典にあり、この場合は「たっぷり一時間」といった意味になるでしょう。このご主人に心から敬意を表するものです。
NHKのホームページ(音声も聞けます):
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/program/hirumae/satsumakyoku/2013/0924/kaisetsu3.html
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1 件のコメント:
おめでとうございました。
東京育ちなので、鹿児島の言葉が面白いです。そしてご主人のせっかちぶりが我が夫のせっかちぶりとダブります。世界人種を問わず男性の方が時間にせっかちなのでしょう。でも、夫のバイオ時計より私の方がいつも正しいのです。夫が焦っているのを「うるさい」と「急がせるな!」と牽制しながら自分のペースで準備して、出かけても、相手にとってはちょうど良い時間に着きます。
これからは20分ぐらい我慢してその間は爪を切ったり庭の植木に水やりしてにこやかにお待ちください。
とにもかくにも、素晴らしい作品でした。
これからも頑張ってヒットを飛ばしてください。
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