カサドール市のイペーは、私のライフワークになったイペーの日本全国展開の可能性を示唆してくれた樹種です。最下部にサンタカタリーナ州の主要都市の最低気温の記録を示します。今回着蕾したカサドール産のイペーの親木は零下14℃に耐えたものかもわかりません。
イペーは学術的に整理されているだけでも約100種類あり、自然交配種などを含めると数えきれないほどあるでしょう。これらの中でまずは耐寒性が最強の種類を確認すべく、現在までに80種類を播種して畑で試験栽培をしました。幸いにも2016年1月25日に零下9.1℃に遭遇して「池前アルバ」を確認しましたが、これ以上の樹種を探求しています。最終的には選抜した優良樹種の交配で、日本全国に展開できる樹種を作出するつもりです。
追記: 4月21日の開花の様子を追記します。