イペーアマレーロはやせ地の優先植物のようです。以下は私信のコピーです。
園田さん (イペー研究会の皆さま)
前田です
大変貴重で重要な情報を頂きました。
ブラジルの専門家を含めてイペーに関しましては、まだ手探りの分野が多いのです。
ご指摘の生育に適する土壌の性質の分野が特にそうです。
アマレーロはやせ地でも平気なのですね。しかもpH3程度でも問題ないようですね。
知りませんでした。
10年くらい前に立派なイペーをお持ちの宮崎市の近藤さんをお訪ねした際に
「イペーは肥料好きです、やせ地では育たないと言った方がよいくらいです」と
お聞きしました。「知人が幼苗をもっていって800本くらい山に植えたが
全滅した」とも。以来、肥料好きと思い込んでいましたがそうではないのですね。
この場合は植え方が悪かったのですね。
有隅先生にこの情報をお話しした際に、理解できないという反応でしたので
おかしいなと思っていました。
私の経験では、イペーは走り根(数少ないゴボウ根が地中を走る)です。
しかも垂直に近い急斜面も走りあがります。
アマレーロは湿地は禁物で根腐れします。
たぶん、ジャングルが好きなロッショはそうでもないかも・・・。
植物に関する専門的なことですが「優先植物」という言葉があります。
その土地に適した植物が優先的に展開する現象です。
例えば、火山などの造山活動で新しい土地ができた場合、どの植物が
繁殖するかなどの学問です。
ミヤマキリシマは、久住、阿蘇山や霧島山の造山活動の際、優先植物として
繁殖しました。イペーもやせ地で生育できるので、ブラジルのそのような土地で
繁殖したのでしょう。
ホッショの特性もよく判りました。
適地はアマゾンのジャングルのイメージですね。
アマレーロとかなり違うと認識できました。
差出人: Akinori Sonoda
送信日時: 2019年1月25日 18:54
宛先: 前田 久紀; 前田久紀
件名: イペーの件 前田さん
送信日時: 2019年1月25日 18:54
宛先: 前田 久紀; 前田久紀
件名: イペーの件
お早うございます。 イペーの件で、思い出しました。 有隅先生も前田さんも ご存知だとは思いますが、ブラジル(日系コロニア)での言い伝えも含め、メモしてみます。
1)イペーアマレーロ 農地を購入するとき、黄色のイペーのある土地は買うな、痩せ地で酸性が強く 農業には向かないと・・・。 と
Cotia産業がセラード開発しましたが、大量の石灰で、土壌改良しました。土地のPHは3ぐらいだと聞いたことがあります。 私も何回もセラード訪問しました、開発前の処女地は、低木のイペー・アマレーロが一面に咲き誇ってました。
1)イペーアマレーロ 農地を購入するとき、黄色のイペーのある土地は買うな、痩せ地で酸性が強く 農業には向かないと・・・。 と
Cotia産業がセラード開発しましたが、大量の石灰で、土壌改良しました。土地のPHは3ぐらいだと聞いたことがあります。 私も何回もセラード訪問しました、開発前の処女地は、低木のイペー・アマレーロが一面に咲き誇ってました。
2)イペーホッショ (紫イペー) パラグアイに移民した頃、原始林の中は、紫イペーが一杯でした。 多分、混植と腐植土のおおいところを好むのではと思います。 アマレーロと環境の好みが違うのではと思います。 以上です
そのだ
そのだ
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