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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2019年2月2日土曜日

イペーの生育に適した土壌

   イペーアマレーロはやせ地の優先植物のようです。以下は私信のコピーです。
 
園田さん (イペー研究会の皆さま)
             前田です
大変貴重で重要な情報を頂きました。
ブラジルの専門家を含めてイペーに関しましては、まだ手探りの分野が多いのです。
ご指摘の生育に適する土壌の性質の分野が特にそうです。
アマレーロはやせ地でも平気なのですね。しかもpH3程度でも問題ないようですね。
知りませんでした。
10年くらい前に立派なイペーをお持ちの宮崎市の近藤さんをお訪ねした際に
「イペーは肥料好きです、やせ地では育たないと言った方がよいくらいです」と
お聞きしました。「知人が幼苗をもっていって800本くらい山に植えたが
全滅した」とも。以来、肥料好きと思い込んでいましたがそうではないのですね。
この場合は植え方が悪かったのですね。
有隅先生にこの情報をお話しした際に、理解できないという反応でしたので
おかしいなと思っていました。
私の経験では、イペーは走り根(数少ないゴボウ根が地中を走る)です。
しかも垂直に近い急斜面も走りあがります。
アマレーロは湿地は禁物で根腐れします。
たぶん、ジャングルが好きなロッショはそうでもないかも・・・。

植物に関する専門的なことですが「優先植物」という言葉があります。
その土地に適した植物が優先的に展開する現象です。
例えば、火山などの造山活動で新しい土地ができた場合、どの植物が
繁殖するかなどの学問です。
ミヤマキリシマは、久住、阿蘇山や霧島山の造山活動の際、優先植物として
繁殖しました。イペーもやせ地で生育できるので、ブラジルのそのような土地で
繁殖したのでしょう。
ホッショの特性もよく判りました。
適地はアマゾンのジャングルのイメージですね。
アマレーロとかなり違うと認識できました。







差出人: Akinori Sonoda
送信日時: 2019年1月25日 18:54
宛先: 前田 久紀; 前田久紀
件名: イペーの件
 
  前田さん




お早うございます。 イペーの件で、思い出しました。 有隅先生も前田さんも ご存知だとは思いますが、ブラジル(日系コロニア)での言い伝えも含め、メモしてみます。
1)イペーアマレーロ 農地を購入するとき、黄色のイペーのある土地は買うな、痩せ地で酸性が強く 農業には向かないと・・・。 と
  Cotia産業がセラード開発しましたが、大量の石灰で、土壌改良しました。土地のPHは3ぐらいだと聞いたことがあります。  私も何回もセラード訪問しました、開発前の処女地は、低木のイペー・アマレーロが一面に咲き誇ってました。

2)イペーホッショ (紫イペー) パラグアイに移民した頃、原始林の中は、紫イペーが一杯でした。 多分、混植と腐植土のおおいところを好むのではと思います。 アマレーロと環境の好みが違うのではと思います。 以上です
そのだ

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