自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2010年3月11日木曜日

異常寒波と耐寒試験中のイペー

  昨日、終日雪と霙が舞いました。今朝、水鉢に厚さ約4mmの氷が張っていました。昨夜、零下2℃にはなったようです。
  花芽を出し始めていた庭のイペーアマレーロと耐寒試験中のイペーアマレーロの様子です。 安全のため、今回は梯子を使わず地上から撮影しました。
  



水鉢に氷が張った。











氷の厚さは4mm程度。








  

  庭のイペーアマレーロ。花芽をつけているが大丈夫みたい。 前年葉が残っている。
木全体で、着蕾枝率90%、着蕾率300% 程度。後者は昨年の様子も含めて推定。
  (拡大して見てください)







  花芽と葉芽。両方とも大丈夫みたい。残っている前年葉の葉柄に守られている感じ。 花芽、葉芽とも産毛があり、寒さや害虫から守られている。ロッショには産毛がない分、寒さに弱いのかも知れない。
(拡大して見てください)





 
  最も寒い場所に置いた耐寒試験中のイペーの鉢土が表面から約2cm凍った。写真は1本だけある2年もの。
  今後の頂芽の挙動を見守る。








  上の2年ものと同じ場所の1年もの。同様に表土が2cm程度凍っている。頂芽が伸び始めているが大丈夫みたい。








  
  2番目に寒い場所に置いたもの。表土が霜柱で2cm程度盛り上がった。太陽熱で溶けたあと散水して落ち着けた。頂芽が出始めているが、大丈夫みたい。








  最も暖かい場所に置いたもの。新芽が出始めているが大丈夫みたい。
  前年葉がかなり残っている。    









  親木から約10m離れた場所に自生した1年もの。幹から葉芽が出ているが大丈夫みたい。ビックリした。以前の寒さで頂芽が傷んでいる可能性がある。(樹高約10cm)

2010年2月27日土曜日

沖縄のイペーロッショの苗到着

 昨日、沖縄の「謝花屋」さんから昨年の暮れに注文していたイペーロッショのポット苗4本が到着した。第4種郵便物の送料470円の安さにはビックリした。流石に梱包はしっかりしていた。
 早速ミニハウスの仲間入りをさせた。


























































  入手先の沖縄の謝花屋さんから頂いた写真です(親木と同種のイペーの花)。 親木の所在地は沖縄市寄宮とのこと。
























2010年2月26日金曜日

「霧島桜」の播種完了

  前田農園で作出したミヤマキリシマの新種「霧島桜」の種子が、昨年はじめて50~100粒程度採れました。少し早いのですが、イペーの保温ミニハウスがありますので播種しました。種子は極めて小さく、観察するには接写写真の拡大が便利です。



  発泡スチロールの魚箱に播種。ミズゴケは、1ヶ月以上陽に当てて乾燥したが緑色が残っている。できれば雑草の種子対策を兼ねて高温処理すべき。











  蒔き床の接写。拡大でゴマ粒みたいな種子が数個確認できる。 (コンデジカメラでの撮影のため、ボケ気味・・言い訳)









  ラップをかけた。セロテープでシール。











   イペーのミニハウスに仲間入り。ここなら20日程度で発芽するはず。










   4~5年後、こんな花が・・・・。

2010年2月24日水曜日

イペー発芽状況報告-第8報

  和田イペーが順調に生育しています。播種後約70日でロッショが樹高19cm、アマレーロが13cm程度になりました。写真で左のトレーがロッショ、右がアマレーロです。(写真は拡大できます)

2010年2月13日土曜日

イペーの花芽が付きました

  庭のイペーアマレーロに花芽がつきました。太陽の14時方向から落葉すると同時に花芽がつき始めています。寒波が来たらどうなるかと心配です。
  


  左下に見えるハシゴは木の上部に付いた花芽撮影用です。 高齢者にとって、撮影は決死的でした。
















  古い葉を落としながら、新芽と花芽が付いてきます。葉柄はまだ多数残っています。
  以下三枚の写真は、ハシゴのテッペンに乗って撮影しました。










  新芽と花芽です。













  拡大して、じっくりご覧ください。春です。産毛が耐寒と害虫避けに役立ちます。

2010年2月11日木曜日

佐々木イペーの種子到着

  サンパウロ在住の友人佐々木さんから、2月10日にイペーロッショの種子が届きました。昨年11月に頂いた種子は発芽して順調に生育しています。佐々木さんは手紙で「昔、ブラジルに桜の木を植える運動があり、現在素晴らしい花見があちこちでできるようになった。日本でも同じようにブラジルのイペーが広がって、花見ができるようになれば素晴らしい。協力します。」と書いてくださいました。
  下の種子の写真は植える前に水に湿しているもの。このあと、現在イペーを育成中のトレーの欠株部に播種した。種子は全部で40粒あったが、弟に10粒あげた。
  人物写真は佐々木さんご夫婦とお孫さん達(クリックでアップ可)。ご一家は羨ましいくらい仲がいいご様子です。




  佐々木さん(81歳)

2010年1月27日水曜日

イペー発芽状況報告-第7報

  イペーは順調に生育しています。播種後44日目、発芽後36日目です。最も大きいもので、ロッショが16cm、アマレーロが12cmくらいまで伸びました。1日あたり4.4mmと3.3mmの伸長速度です。 1ヶ月で10~13cm伸びたことになります。 ’カズラ’の面目躍如といったところです(写真は全て拡大可)



  イペーロッショ











  イペーロッショ接写(最も大きいもの)











  イペーアマレーロ









  耐寒試験中のイペーアマレーロの様子:


  最も寒い場所に置いたもの:
左端の2年もの1鉢は、残っていた最後の葉一枚が3日前に落ちた(根元にある)。葉が8枚ついていたが、そのうち3枚分の葉柄はまだ残っている。頂芽の痛みはない。他の1年ものは、かなり葉が痛んできたが、落葉していない。







  最も暖かい場所に置いたもの:
葉の痛みは極めて少ない。

2010年1月25日月曜日

2010年1月13日水曜日

イペー発芽状況報告-第6報

  1月13日、鹿児島に4年ぶりに雪が積りました。庭のイペーはまだ葉を付けたままです。実生のイペーは播種後31日目ですが、10~12cmまで順調に成長しました。今回は雪景色と共に動画でご報告します。





  庭のイペー、左はジャカランダ。
  両方とも全く落葉していない。














  庭の実生のイペー、1年生。








  耐寒試験中のイペー、最も寒い場所。


  


  翌、14日朝の上の写真のイペー、 表土が3cm程度凍っている。 落葉が始まった。










  耐寒試験中のイペー、最も暖かい場所。



  

 翌14日朝、水鉢の氷、厚さ4mm程度。前夜、零下3~4℃位まで冷え込んだ。

2010年1月6日水曜日

イペー発芽状況報告-第4報と第5報

  
   第4報:  

   初めて芽に話しかけてみました。「Voce・・ dar um jeito no Japão!」 
 芽が答えました。「Eu isto entendo Sr.・・・」 腰が抜けるくらいビックリしました。
  ボツボツ日本語を教えます。
  上記のやりとりの日本語訳: 「君・・、日本で生きる道はあるからな!」 
                   「判ってますヨ、ダンナ・・・」
                     註・「dar um jeito」 は苦節に耐えてブラジルを開拓した
                          人々の、「なんとかなる」 という合言葉です。          

 
       写真は全て拡大可:                        
  
 第3報から4日後の状況、本葉が伸びた。奥から、和田イペー、和田ロッショ、佐々木ロッショ。昨日、二つの和田トレーの発芽していない種子をすべて掘り起こし、生きているものの薄皮をはいで、再度植えた。各トレー、4~5本は助かりそうだ。種子を逆向きに植えたものがあり、発芽不良の一因。現在、和田アマレーロ30本、和田ロッショ20本、佐々木ロッショ5本発芽。





  和田アマレーロ。











Tabebuia chrysotricha

  和田アマレーロの本葉。産毛がある。ロッショには産毛がない。驚きだ。










  和田ロッショ。












Tabebuia impetiginosa

  和田ロッショの本葉。アマレーロに比べて全体的に発育が早い。 高さ5cm程度。










  佐々木ロッショ。







  イペー発芽状況報告第4報



Tabebuia impetiginosa

  佐々木ロッショの本葉。
  これが最も成長が早い。高さ7cm程度。







  第5報:

  播種から22日目の状態です。順調に生育しています。温度管理に苦労しています。昼は日照に対応したミニハウスの通気調節、夜はトレーにガラス板を乗せ、グリーンシートと薄い布団をかけるなど、常に地温と気温を25~30℃程度に保つ努力をしています。写真は全て拡大可。


  ミニハウス全体(室外から撮影)。
  佐々木ロッショ(全部で6本) は全て和田ロッショのトレーに移植して2トレーにまとめた。








  和田アマレーロ。
  polyembryony(多胚現象)による複数発芽が多数見られる。3本発芽もある。この現象はロッショには全く無い。







  
  和田アマレーロ接写。
  本葉が1段出た。 樹高は10㎝程度。



 






  和田ロッショ。
  名札が立っている6本は佐々木ロッショ(本葉が出たものが2本あり、あとは双葉の状態))。昨日移植した。湿度が100%近いため、移植で萎れることはない。今日、ダコニール-1000で消毒した。






  和田ロッショ接写。
  本葉が2段まで出た。 樹高は10㎝程度。