自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2011年11月12日土曜日

ネパールやチベットなどから来たシャクナゲ達

   温暖な鹿児島で、高山植物を育てることは容易ではありません。南国ブラジルの植物と同様に限界に挑戦しています。

  2008年3月にネパールから種子を持ち帰ったアルボレウム。この秋に鉢からここに移植しました。約1万本発芽した中から生き残り、選抜したものです。

   上の二本と同期のアルボレウム。


      チベットや雲南省のミニシャクナゲです。大半は今年苗を購入したものです。チベットから種子を持ち帰った実生が二鉢あります。


    赤星。

   屋久島シャクナゲ。白。

2011年11月3日木曜日

ブラジルから来た植物達の近況

   しばらく、サボッテいた園芸関係の記録です(ブラジル特集)。
   

   トレーの最手前の列の右3本はオーゴチョウ。その左の4本はパタデバカ(左端1本がピンクであとは白)。
    その奥の1列は、ジャカランダ10本(親木はhttp://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada2/28179687.html。残りの2列はシューバデオウロ。以上和田種子。最奥列の左端1本はエスポンジニア(Calliandra brevipes)(池田種子)
 すべて、冬越しのため畑から数日前トレーに移植。針金は愛猫「クロ」よけ。



      池田イペー。右端の4本がロッショで他はアマレーロ。数日前、畑からトレーに移植。左下は愛猫「クロ」の水。撮影のため、金網撤去。(他に畑の長さ7mほどの畝に池田ロッショ(第2陣)を数十本と、ピンゴデオウロを数十本越冬させます)

       畝の右端の1列が和田イペー「風車小屋ロッショ」、その左の2列は「ウンベラータ」。昨年冬同時にトレーに播種し、ここに移植したが、かなり大きさが違う。ウンベラータ頑張れ!


   池田ジャカランダ(数十本生育中)


         J.ブラジリアーナ(松村種子・1本のみ発芽)



   和田イペーX。公園の小さな親木の種子を昨年12月、トレーに播種し、ここに移植。数十本生育中。極めて快調。    

   なんと、その中の数本が花芽をつけています。来春、播種1年半で開花しそうです。


    薗田パウブラジル、快調。この秋に一気に30cm近く伸びそう。昨年10月10日、ここに播種。


   和田パタデバカ(バカの大足:前田命名) 冬はどうなるのでしょうか。


   和田パラナ松。快調。


    堂々の和田イペー。手前がアマレーロ、奥の小さいのがロッショ。一昨年12月14日にトレーに播種し、ここに移植。

2011年10月25日火曜日

薩摩川内市に建設予定の巨大屋根付き処分場

                          
                                すごいですね・・・・! 「ニッポンのキーテク」は。
                                予算は74億円です。

             勿論、設備故障や有害物質の漏えいなどの公害事故が
            発生した場合、全面的に受注業者の責任で対処する契約に
            なっていると思います。
             これを品質保証と言います。福島原発の大事故は「想定外」
            だったらしいですけど。
            

 大成建設が受注した鹿児島県薩摩川内市内の
屋根付き産業廃棄物処分場の完成予想図


                      2011.6.25 12:00 の[すごいぞ!ニッポンのキーテク]より引用



 今日は排水の心配の話ではなく、風や空気、修理の心配の話です。
   日本で一番大きなクローズド式管理型廃棄物処分場は、 大分県の臼杵市清掃センターにあります。埋立面積 7,200 ㎡、埋立容量 7万1千㎥、埋立深さ 15mです。
 今回の薩摩川内市の計画は、埋立面積 36,800 ㎡(甲子園球場全体とほぼ同じ面積)、埋立容量60 万㎥ 程度、埋立深さ最大約30mです。従来の日本一の臼杵市の処分場に比べて、埋立面積が約5倍、埋立容量が約9倍、埋立深さが約2倍です。
  廃棄物が貯蔵されると、有害成分を含んだ粉じんや有害ガス、臭気が発生します。当然、これらは換気部分から室外に飛散します(対処設備不明)。
    台風銀座と言われる鹿児島県に初めて造る処分場です。冠嶽の西側を台風が通過すると最強の暴風を受ける立地です。

 屋根の広さが世界一で、ギネスものではないかと思って調べましたが、世界一はロンドンの「O2アリーナ 」(建設費約800億円)で、これに負けています。因みに東京ドームの屋根の面積は2万8千㎡で当処分場はこれの1.3倍です。東京ドームは空気圧保持式で比較になりません。
 因みに単層の通常の屋根で国内最大級は奈良県の新公会堂の5千400㎡で、当処分場の屋根はこれの6.8倍で、ダントツ日本一になります。
   高さ40m前後の柱に支えられるであろう巨大な屋根、ガウディもビックリでしょう。
屋根と柱は何年持つのでしょうか。屋根は修理できそうですが、腐蝕成分に晒される柱の底部の腐蝕をどのような方法で検知し、腐蝕したらどのような方法で修理するのでしょうか。
 「百年や千年大丈夫」ではダメなのです。人類や生物が生存するであろう期間大丈夫でなければなりません。

  なぜ、こんな巨大なものになったのでしょうか。以下は、筆者の推測です。
 「2006年1月10日、霧島市長が旧国分市への処分場誘致を白紙撤回した。以後、県は設置計画を再検討し、2008年5月8日、薩摩川内市案を発表した。
 再検討開始時の案はオープン式だった(少なくとも旧国分市案は)が、公害問題多発など、時流でクローズド式となり、元土地保有者がオープン式の産廃処分場設置を検討したことがある当地の地形に合わせて巨大な構造になった」。
 建設業者はどんな巨大な構造物の建設案件でも無理ですとは決して言わない。

  平坦な敷地で、小さな建屋を移動すればいいのです。どれほど、安く安全になるでしょうか。勿論、上のイラストにあるような大きな雨水溜池?などは不要です。下の例は全漕で日本最大級の埋立容量20万㎥です。湧水がある不等辺形の窪地への建設は極めて困難と思われます。

                        広島県東広島市:賀茂環境センター 
                   (4漕×5万㎥=約20万㎥):2006年4月供用開始
               


         今日の一句:
                            「 閑さや
                                                        岩にしみ入る
                                     民の声」
                           ( ━罵笑━ :冠嶽を拝して詠む)

2011年9月3日土曜日

イペー・Xのその後

 ブラジルの和田さんから、イペー・Xの親木が開花したとの報告がありました。
先日、この木の日本の子供たちの様子をこのブログにアップしましたが、再度、今日の状態をアップします。台風12号が高知県に上陸し、かなりの被害が出たようです。

              ポルトアレグレの公園の親木の開花状況です。土が合わ
            ないのか肥料不足か、調子が悪いように見受けます。ひと房
            の花の数も少ない(樹種の特性の可能性もある)。: 和田情
            報の詳細は下記URL.
                            http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada2/27175272.html
  

            8月10日に播種トレーからここに移植、約70本。快調。
            

            昨年12月にここに直播きしたもの。畝の南側の一列だけが
          生き残った。冬はビニールトンネルで保温したがこの一列以外
          は寒さで全滅した。奥の大きな1本は、5月4日に播種したジャカ
          ランダ・ブラジリアーナ(約50粒播種し、奇跡的に1本発芽)。

           
           播種トレーその2で、移植しなかったもの。肥料不足で小さい。

2011年8月22日月曜日

パウ・ブラジル、パラナ松、カシア、羊蹄木、イペー、ジャカランダ、マナカダセーラの様子

  すべて、種子から育てています。年中、雑草とモグラとの戦いです。
            
             パウ・ブラジル 約40本(ブラジル:園田さん)


             




                                         パラナ松 約20本(ブラジル:和田さん)


              


                                    カシア 約8本(ブラジル:和田さん)・左下に羊蹄木

               


                                                 羊蹄木 2本(ブラジル:和田さん)

               


 イペーロッショ 4本(ブラジル:佐々木さん)

               


和田イペー達 約40本(左がロッショ、右がアマレーロ)

             和田イペー・ウンベラータ(手前)とイペー・風車小屋ロッショ
            (奥・一段背が高い)


             ジャカランダ・クリチーバとマナカダセーラ(ブラジル:池田
            久成さん)・播種トレーから移植したもの、畑にも多数移植し
            た。

イペー・Xの様子

 ブラジルの和田さんからイペーミリンとして送られたイペー・Xの様子です。
やはり、普通のイペー・アマレーロとは異なっているようです。一昨年播種した普通のイペーアマレーロは半年強で1~1.5mに成長しました。昨年12月にここに播種してほとんど同じ条件で育てているのに、このイペー・Xはまだ40cm程度で、葉の段数は20段程度と混んでいます。
 品種を特定したいです。ご参考までに、和田さんが採種された親木の写真も添付します。




イペー・Xの種子を11月13日にトレーに播種し、保温して育てたものを8月10日、畑に移植した。

              イペー・Xの親木

ジャカランダ・ブラジリアーナ(J.brasiliana)か?

 有隅先生経由でお預かりしたブラジルの松村さんから送られた「J.brasiliana」の種子約50粒を今年の5月4日(お預かりした当日)、畑に播種しました。播種から1ヶ月過ぎても全く発芽しないので諦めていたところ、その後数日してそれらしきものが1本眼につきました。雑草かもと思っていましたがどうやらそうでもないようです。
  「J.brasiliana」はゴヤス州に多く自生する小形種です。以下は有隅先生のコメントの一部です。
   「 宮崎へのハカランダの導入がブラジル主体だとすると、その樹高からして
    ブラジルの原野に広く分布するとされる「J.brasiliana」(これも樹高3~8mと
    いう)の可能性もまったく否定するわけには参りません

           モノサシをあてた「J.brasiliana」と思われるもの以外のジャカラン
          ダはジャカランダ・クリチーバ(池田久成さん):約10日前に播種ト
          レーからここに移植した。上側のイペーは、イぺー・X(ここに播種 
          約5本)。



             根元からヒコバエが数本伸びています。
            根元付近の幹の色は赤身がかからず、灰色です。


             主幹の上部は赤紫がかっています。

2011年8月9日火曜日

福島原発の放射能拡散状況

 群馬大学の火山学者 早川由紀夫教授が7月26日に作成(改訂)したマップです。商業目的以外での転載は許可されています。
 ほんの少し解説します。気の小さい方は読まないほうがいいかもしれません。
 下のマップで最も放射能レベルが低い、薄い緑色の地域の放射能の被曝の強さは 0.25μSv/h(マイクロシーベルト/アワー) 以上です。これを年間被曝の強さに換算すると 2,190μSv/年で、文部科学省の目標値である1,000μSv/年を2倍以上上回っています。
 一方、2005年12月に施行された原子炉等規制法(資源エネルギー庁)によると、被曝量10μSv/年以下の廃棄物は、普通の産業廃棄物としてリサイクルや廃棄処分をしてよいことになり、大きな問題になっています(スソキリ法)。勿論、それ以上の放射能を帯びたものは、放射性廃棄物として特別な処分が義務つけられています。2,190μSv/年はこのスソキリ上限の 219倍、赤色の 8μSv/h 以上の地域は7,008倍以上の被曝量に相当します。
 広範囲に突如空から降った放射性物質が、絶対に放置してはいけない環境を造りました。当然、水道水の水源地も含まれています。どのように対処するのか、大きな問題です。
 


 

 10年先迄のセシウム137の海水中への拡散予測
    (2013年9月30日追加:ドイツの GEOMAR がドイツの研究者6名[画面に記載]が作成したものとして、2012年7月10日に発表した動画を前田が引用)

 GEOMAR ヘルムホルツ海洋研究センター、キール(=Kiel はバルト海に面したドイツ北部の都市)は、ヨーロッパの海洋研究分野における主要な機­関の一つ。研究所は、化学物質の研究、海洋と海底と大気との相互作用の物理的、生物学­、地質学的プロセスを研究している。
  この動画で注目すべき点は、事故直後の数ヶ月で漏れ出たセシウム137のみを前提としており、その後引き続き漏れ出ている分は考慮されていないように見受けられる。それでも、最も高レベルになるアメリカ西海岸の濃度は、事故前の10億倍になると予測している。すなわち、事故前の日本近海の濃度が 0.001Bq/L であるから、その10億倍の百万Bq/Lになる。日本では放射性セシウムの飲料水中及び牛乳・乳製品中の暫定規制値は200 Bq/kg(≒L)と定められている。
 動画の解説原文:  
Deutsche Forscher haben berechnet, wie sich das Wasser, das durch den Super-GAU in Fukushima-1 verstrahlt wurde, von der japanischen Küste aus ausbreitet. Die Farben zeigen, wie es sich mit unverseuchtem Wasser vermischt und verdünnt.


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