自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2018年6月30日土曜日

パウ・ブラジルの生育状況

 パウ・ブラジルは、播種後数日で腐敗するなどで発芽率が悪く、発芽しても枯れ死したりで大変な苦労をしました。4年にわたり5回、200粒くらい播種した中の6本が順調に生育中です。
 
参考:日本に育つパウ・ブラジル(Caesalpinia echinata)
 パウ・ブラジルが前田農園以外に日本のどこで育っているかを知りたくて、小石川植物園様や新宿御苑様、牧野富太郎記念植物園様など、日本の主な植物園様にお訊ねしましたが、下記の二ヶ所以外にはありませんでした。浦添市観光協会様などにも確認しましたが、沖縄にも無いようです。
 前田農園以外には下記の二ヶ所に育っていることを確認できました。
 日本国内の温室などで生育してる情報がございましたら、教えて下さい。
 ①高崎市染料植物園
 ②はままつフラワーパーク(鉢植、調子が悪く、開花したことがない)

2018年6月23日土曜日

玉山(台湾の最高峰)のシャクナゲが1本発芽

 玉山(昔の新高山、ニイタカヤマ、3,952m)に5月10日に登山した友人からこの山で採取したシャクナゲの種子が5月下旬に送られてきました。採取した時期が、種子の実る時期と随分かけ離れていますので、採取物の中に種子が存在するのは奇跡的なことでした。届けられた葉や昨年の莢又は開花しなかった蕾のいずれかに付着していたと思われる1粒が発芽したようです。(写真はクリックで拡大します

玉山のシャクナゲ: 杉井皓一氏 2018年5月10日撮影
 玉山野シャクナゲ: 杉井皓一氏 2018年5月10日撮影 

玉山:Wikipediaより引用


2018年6月12日火曜日

和歌山県白浜町立富田小学校でイペーの植樹式

 和歌山県白浜町立富田(とんだ)小学校で、6月8日にイペーの植樹式が行われました。眞砂睦様のレポートです。
 耐寒性や花の美しさ、樹形が抜群の「池前アルバ」で、更に品種改良中の樹種です。現在までに眞砂様のご尽力で和歌山県に13本が植えられており、鹿児島県や長崎県、山口県、兵庫県、愛知県、神奈川県、東京都、千葉県、茨城県、宮城県、北海道でも試験栽培と品種改良の取り組みが行われています。
  和歌山県のイペー関連の記録:
    http://kirishiman.blogspot.com/2018/04/blog-post_86.html
    http://kirishiman.blogspot.com/2018/04/31.html
    http://kirishiman.blogspot.com/2018/04/3.html


2018年6月10日日曜日

イペー・タベブイアアルバの超小葉多分枝の種子採種

 毎日観察していましたが、昨日あと数日と思っていた蒴果が裂果を開始していましたので急遽採種しました。超小葉多分枝の種子は同期生の種子(普通のイペーの種子と同程度の大きさ)と比べて極めて小さいです。莢もかなり小さめです。そのかなり小さめの莢の中で、最小のもの2莢を“小”及び゛極小”として特別管理します。この樹種の小葉小型という特性や、突然変異による小型種が出やすいかもしれないと期待しています。


    超小葉多分枝普通種子

     小葉小型の特性や突然変異を期待する超小葉多分枝小種子 

       小葉小型の特性や突然変異を期待する超小葉多分枝極小種子 

        
  種子の名前の整理:
   ①SC131209白超小葉多分枝種子普通
   ②SC131209白超小葉多分枝種子小
   ③SC131209白超小葉多分枝種子極小
   ④SC131209白-18-1(超小葉ではなく、普通のSC131209白の子供)
    いわゆる普通の2代目
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2018年6月7日木曜日

超小葉多分枝のイペー・タベブイアアルバが出現

 試験栽培中のイペーから超小葉のタベブイアアルバ(以後T.albaと標記)が出現しました。通常のT.albaの葉の大きさは最大長さ20~30cmですがこの樹だけが10~15cmです。樹種はロットNo.SC131209白、2014年5月に播種したもので、クリチーバ市サンタカンジダ地区で採種されています。親木は街路樹の1本で、その街路には他種のイペーがないため交雑の可能性はなく、自家受粉と考えてよいと思います。圃場の同種の約25本の中から1本だけ超小葉が出現しました。数本開花したものがありましたが、超小葉の1本だけが数日早く開花しましたので他の樹との交雑はないと思われます。従ってこの樹の子孫は超小葉である可能性が大です。「先祖帰り」という現象で大葉が出る可能性がゼロではありませんがその可能性は極めて少ないと思われます。   
 SC131209白は全体的に他のT.albaと比べて稚樹開花しますが、この樹だけがさらに最速で昨年(播種後3年)から開花しています。樹形が小型(現在の樹高3.5m)で枝張りも良いです。


   大事な「超小葉131209白」を守るために周囲の約15本を切断、廃棄。
 
昨年の開花状況:
http://kirishiman.blogspot.com/2017/05/blog-post.html
超巨大葉の記録:
      http://kirishiman.blogspot.com/2015/06/blog-post_86.html

参考資料:
      全長33cm。






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2018年6月6日水曜日

鎌倉の友人が前田農園来訪

 5月29~30日、鎌倉の友人と有隅先生がイペーの昨冬の寒傷みの調査のため、前田農園を視察されました。(写真はクリックで拡大します
 
有隅先生宅




2018年6月4日月曜日

由布錦(ミヤマキリシマ)の挿し木

   6月4日、梅雨の長雨が始まりそうなので、昨年の春購入した2鉢の由布錦(親木は同じ、それぞれオークションで送料込みで16,150円と13,150円でミヤマガーデン様より購入)から穂木を採取して約200本の挿し木をしました。直径がつまようじの半分のものでもうまくやれば大丈夫です。
   由布錦は長崎のミヤマガーデン様が作出された素晴らしい品種で、絶滅寸前になったものを再度ミヤマガーデン様のご努力で復活しつつある珍品です。
 今回の挿し木の様子と昨春挿し木したものの現状を記録します。昨春挿し木したものは充分に根を張りましたので6月5日に鉢上げしました。(写真はクリックで拡大




















   8月9日の様子

昨春の挿し木、約20本
    上の苗を鉢上げした(鉢は3.5号、10.5cm)。

親木(挿し穂採種後、右が送料込みで16,150円、左が13,150円)
 由布錦: ミヤマガーデン様HPより引用
夢絞り:ミヤマガーデン様HPより引用