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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

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2017年10月27日金曜日

ツルニンジン

ツルニンジン  キキョウ科
 
http://boo-bee.cool.coocan.jp/plants/asterales-/turu-ninjin.htm の転載です
ツルニンジンは、根の形が ウコギ科の オタネニンジン(高麗人参)に似て、つる性であることから付けられた名前です。 東アジア地域に分布し、日本では北海道~九州の山林に産する多年草です。

低木などに絡みついて、高さ 2m程になります。葉は、はじめ互生、長楕円形から長卵形、葉身は 3~10cm、短い葉柄があります。葉腋から側枝をのばして、茎頂に 3~4枚の葉を輪生します。 葉の表面は、ややくすんだ緑色、裏面は、白色を帯びます。独特の臭いがあり、根茎葉とも、傷をつけると、白い乳液がでます。
花期は、夏の終わりから秋にかけて、側枝の茎頂に2~3輪の花をつけます。ガク片は 5枚、大きく明るい緑色で先は尖ります。 花冠は幅の広い釣鐘状で下を向いて咲き、外側は 白~淡緑色、内側には 紫褐色の筋や斑があります。花冠の先は5浅裂して、裂片は反り返り、基部には5つの距があります。 雄しべは 5本、雌しべは 1本で、柱頭は普通3裂します。
ツルニンジンは、根を生薬名・山海螺(サンカイラ)といい、民間薬の領域で鎮咳去痰に用います。 かつてはオタネニンジンと同様の効能を有するとされたこともありますが、局方には収載されていません。韓国では、根を食材として利用し、栽培もされています。 なお、朝鮮半島産には有効(と思われる)成分が含まれ、同じ種でも日本産の含有成分と違いが認められるという調査結果もあるようです。

別名を ジイソブといい、ソブは、ソバカスの方言で、花冠の内側の斑点をソバカスに見立てたもの。ジイは、爺のことで、ジイソブは「爺のソバカス」の意味になります。 属名 Codonopsis は、codon 鐘 + opsis 似る の意味で、釣鐘状の花冠の形からきています。種小名 lanceolata は、披針形の の意味。 似たものに バアソブ(婆のそばかすの意)があり、両種の分布域は重なります。ジイソブの方が大きくなり、バアソブにはジイソブに(ほとんど)ない細毛があります。 最も分かり易い相違点は種子にあり、バアソブは黒色で小さく、ジイソブの種子は淡褐色で翼があることです。

2014.09.12.New
ツルニンジン Codonopsis lanceolata (Seib.et Zucc.)Trautv. 撮影・東京都薬用植物園、他


バアソブ キキョウ科
バアソブは、ツルニンジンの別名 ジイソブに対応してつけられた名前で、婆のそばかすの意味があります。 ジイソブは別名ですが、バアソブは、標準和名です。 バアソブは絶滅危惧Ⅱ類(VU)になっているので、両種の分布域は重なっているのに、フィールドで出会うのはジイソブばかりです。

つる性の多年草で、葉は卵形で互生、裏面には白い毛が生えます。葉腋につく茎の先に、花冠の長さ3cm程の釣り鐘状の花をつけます。 花冠はジイソブよりも細く、花冠の先は普通5浅裂して、裂片は反り返ります。外側は淡緑色、内側の先端部は紫褐色、基部側には紫褐色の斑があります。 基部には少し盛り上がった程度の5つの距がつきます。雄しべは5本、雌しべは1本、ガク片は大きく明るい緑色で5枚あります。 全体の形状はジイソブに類似しますが、ジイソブにはあまり多くない葉裏の細毛が、バアソブには生えています。また、種子は、バアソブは黒色で小さく、ジイソブの種子は淡褐色で翼がある点が異なります。
種小名 ussuriensis は、ウスリー地方の、ウスリー産の の意味。
項目 \ 名前ジイソブバアソブ
長卵形、あまり毛はない卵形、葉裏は有毛
花 期8月~10月8月~ 9月
花径2.5cm~3.0cm2.0cm~2.5cm
ガク片長さ2.0cm~2.5cm1.0cm~1.5cm
種子の特徴淡褐色、一方向に翼がつく
黒色、翼はない
バアソブ Codonopsis ussuriensis (Rupr.et Maxim.) Hemsl.
2015.10.29.New-2016.12.04.Re

ツルニンジン栽培情報      

出典:ツルニンジンと山菜、薬草の『つくしの』
    
2011年9月25日 日曜日 . by admin
食用とすることによりガン予防や初期のガンでは消失した例も多々あります。私は肺ガンが1cmぐらいのと点々と出来ているガン患者にツルニンジンを3ヶ月毎日1日20gを目安に食べ続けてもらいました。
その結果、1cmのガンは石化し、小さいものは消失したということです。とても喜ばれました。
かかって来た電話の男性は、僕は人の胃ガンを直しました。と、断言されました。その他、様々な情報が全国から寄せられますが、その薬効に驚くばかりです。

薬効:新陳代謝の増大・強壮・強精・白血病造血作用・夏ばて・ガン(特に肺ガンの特効薬と言われている)・腰痛・視力回復・高血圧・低血圧・糖尿病等々。特に肺・大腸・消化器系ガンに効き、またガンになりにくい体質づくりに効果を発揮するといわれています。 (タキイ種苗より種も市販されており抗癌作用のある驚異の漢方薬草と紹介されています。)
『ツルニンジンは肺ガンに特に効果的なばかりか、慢性肝炎・糖尿病にも効果がある』と記事もあります。 その他高血圧・中性脂肪の減少(天然ツルニンジンに多量に含まれるサポニンは体脂肪を燃焼させる働きがあるからだということです。)、便秘・アトピー性皮膚炎の改善・ヘルニアの特効薬・吹き出物等に効き肌にうるおいを与えてくれるなど、また更年期障害等に効果があるとの報告もあります。
ざまざまな情報は南は大隅半島から北は北海道大雪山から寄せられます。もっとも驚いたのは死にそうな人がツルニンジンを食べて1年後に出会った時に見まがう程元気になっておられたという話もあります。以上のことは、当方に電話がかかって聞いた人の話を直接聞いたものです。書物に記載されているものもご紹介しました。
主成分はサポニン・食物繊維・炭水化物・ビタミンB群・蛋白質・ビタミンE・ミネラル等で、特に天然ツルニンジンに多量に含まれるサポニンには体脂肪を燃焼する働きがあり、肥満、生活習慣病などで悩んでおられる方にも朗報ではないでしょうか。
*ツルニンジンは天然の植物であり医薬品ではありません。
身近な体験談 81歳(平成15年)のわたくしの母のことで恐縮ですが、昨年7月に盲腸の手術をし、一応順調に回復はしてきたのですが、やはり体力の衰えが著しく疲れ易くなっていました。叉、足とくにひざの関節痛になやまされ『バンテリン』を塗布していました。座った状態から立ち上がるときも痛みと筋肉の衰えもありものにつかまっても立ち上がるのが大変でした。ところが、このツルニンジンの根を食べはじめて2週間くらいですが、机につかまることもなく自力で片手をかるくつくだけで立ち上がるようになり、本人も驚いています。また、排尿、排便も以前は出かけるときは着替えを持って出かけなければならなかったのが、その心配もなくなりました。そのせいか意欲的に毎日を過ごせるということです。1日に20gづつ天ぷらか生で食べています。高齢の方にとくに効果が顕著なのかと驚くばかりです。
現在、母は87歳になりました。(平成21年7月現在)身体はすっかり元気になり、立ち振る舞いも以前より素早く出来るようになりました。毎週毎週私の助手として、山にツルニンジン採取に出かけております。また、そのことが結構楽しくて生き甲斐になっているようで、いい運動になりますし一石三鳥ぐらいの効果はあると思います。
苗の植え付け方法
買われた苗は、プランターに植えられる場合は、10cm間隔ぐらいで土は頭部が1cmぐらい隠れる程度に覆土して下さい。
用土は赤玉土、山砂、桐生砂など、排水の良いものを用います。腐葉土は1~2割入れればいいと思います。沢山入れると夏に発酵して根を痛めますから。底には洗い軽石かなにかを2cmぐらい敷いてください。
畑に植えられる場合は、半日陰で土地が少々湿ったところが適当かと思います。土質は経験によるとマサツチのところもあれば粘土質のところもあり、泥のような場所にも生えていますので、一概に言えないと思います。逆に言えば、いかなる土質でも気に入れば彼らは元気に育つということです。
ただし、嫌地現象が激しいので、プランターで植えられた場合は植え替えのとき、必ず新しい用土を使用してください。
肥料は栽培する場合は、有機無農薬という事で鶏糞を使います。
私は秋に種を採取して、そのまますぐに播種するか、4月ぐらいまでに播きますが、すぐに春は発芽しますからそのころに液肥の千倍液を週に1度くらい与えます。何しろ、小さな種なので、胚乳もほとんどないに等しいので、肥料が必要だと思います。
(過去に私が栽培を試みた体験談)
私も今年はこの苗を畑に植えて栽培してみたいと思っています。昨年、『タキイ種苗』の種子を腐葉土と赤玉土の混合したものに播きましたが、5~6本しか芽が出ず、しかも夏の暑さで途中で枯れてしまいました。それでも、今年の春芽が出るかもしれないと思ってそのままにしております。ツルニンジンの種は羽が付いたような形で胚乳の部分がとても小さいので、発芽が難しいのではないかと思います。昨年の秋、自分で自然のものを採取し保存しておきましたが、少し寒かと思ったのですが、いつまでも乾燥状態でおいておくと種子が死んでしまうのではないかと思い、2月11日思い切って播いてみました。
箱にびっしり厚播きしました。上に新聞紙を掛けて乾燥を防いでいます。また順次生育の様子を掲載したいと思います。
ツルニンジンの種子は熟すと果実の先が割れて風に吹かれて飛んでいくようです。ただし、割と親株の近くに落下することが多いのではないかと思います。その証拠にツルニンジンは3~4m四方に固まって生育していることが多い気がします。私としては将来ツルニンジンの栽培は十分に可能で農薬散布などしなくても良く育つのではないかと期待しています。薬効・有効性を考えたとき栽培品としての将来性があると確信しています。私の無農薬有機栽培の畑でも栽培したいのですが、障害はイノシシが出るということです。荒らされたら一晩のうちに平地にするほどの力があるイノシシのことですから。
もっとこの植物の限りない有用性が世間の人たちに認識され利用されるようになれば、みんなもっと健康に暮らすことができると確信しております。また、今年一年春から秋までツルニンジンとの格闘が始まります。健康に十分に留意して頑張らなければと思います。それほど、値打ちのある植物なのですから……。 
自分で播種し、ツルニンジンの栽培を試みる。

平成15年2月10日撮影。
昨年の秋、採取してあったツルニンジンの種の入った花の枯れたもの。中には羽が付いた長さ4mmぐらいの種子が無数に入っており、山では風が吹いて揺れるたびにどこかに飛んで行っていました。まだ、少し残っていそうなものとか、ボチボチ熟すだろうと思われる花を採取してきて、陰干しにしておきました。花の中心が3つに割れているのが確認できると思います。種子の量は2立方センチメートルくらい取れたのですが、中には完全に熟していないものもかなりありました。熟したものは、ゴマ粒くらいの大きさ胚乳が付いているのですぐに分かります。
上記したとおり2月11日に思い切って播種しました。2週間ほど新聞紙で覆い、上から水をかけました。1ヶ月ぐらいすると小さな双葉が確認できました。2か所にまいたのですが、1か所は少し日当たりのよいところ、もう1か所は北側であまり日のあたらないところに同量ずつまきました。

平成15年4月5日撮影。
双葉もかなり大きくなり、確実にこれらの芽はツルニンジンの芽だと確信しています。なぜなら昨年タキイ種苗より購入し、まいたときに発芽した芽と同じだからです。やはり、圧倒的に多数の種をまいたこともあり沢山芽がでています。なにしろ地面が白く見えるほど厚播きしたのですから。でも、良く見るとまだまだ発芽しかけの小さな芽も沢山確認できます。これは日当たりのよい方のツルニンジンです。日当たりの悪い方は5~6本しか発芽しませんでした。やはり、日当たりがよい方がよいのでしょうかね。これからも、時期を追って発育の段階をご紹介していきたいと思います。まだ、肥料はやってません。何の肥料を与えようかと迷っていますが、やはり有機栽培ということで鶏糞かなにかを与えようと思っています。土は山より取ってきた土を使用しました。
後日ご紹介したいと思いますが、昨年播いたツルニンジンの苗が2~3本発芽しているのを確認しています。葉は写真のものより大きいです。
 
 
 
 
平成15年4月5日撮影。
昨年採取したツルニンジンの芽生え。左が日当たりのよいところにあるもの。右が日当たりのあまりよくないところに置いてあったもの。これだけの差があります。今(4月26日現在)では日当たりの悪いところのものも、急に伸びてきて、ぐるぐるあたりに巻き付き始めています。たぶん、太陽の傾き加減で日がよくあたるようになったためだと思います。新情報として、今年のツルニンジンとの初めての出会いが、4月23日でした。まさか、こんなに早く見つかるとは思っていなかったのですが、他の草がまだ茂っていないこともあり、ツルニンジンのツルが2本、20cmほど伸びているのを発見しました。やったーと思いクルマから飛び降りていつもの専用のクワを取り出し、掘ってみたらなんと20年ものと思われる位の大物でした。また、今年も楽しいツルニンジン探しが始まったのですね。
 
平成15年4月27日撮影。
前回播種して芽生えたツルニンジンの写真。まだまだ肥料は与えてません。が、ぼちぼち鶏糞を与えてみようと思います。植え替えの予定は今のところないのでこのまま育てて行こうと思います。

 
平成15年7月26日撮影。
今年播種したツルニンジンの幼苗。肥料として鶏糞を少々施肥しました。かなりツルらしきものも出てきて、この時期(播種して半年ぐらい)に植え替えると良いという説もありますが、秋まで待とうと思っています。

 
平成15年7月26日撮影。
昨年タキイ種苗より購入したツルニンジンの苗。一袋で4~5本しか育ちませんでした。やはり、植え替えは秋以降にしようとおもっています。山で採取したものと全く同じものだと思われます。秋に掘り採るのが楽しみです。

 
平成15年10月6日公開の山野草・薬草をひたすら食す!のHPに紹介しているツルニンジンの白花がとても珍しくこちらのHPにも掲載しました。

 
平成16年1月6日に播種したときの様子。写真左は播種したままで覆土していない状態。白くゴマのように見えるものが、ツルニンジンの種子です。沢山採れたので発芽率も良くないだろうと思いかなり厚播きしました。写真右は腐葉土を軽く覆土した状態。水やりや風等で移動しないように固定する意味で覆土しました。

 
平成16年5月3日撮影。写真上左は今年播種したツルニンジンを接写した写真。これはその中でも割と順調に生育したものを撮ってみました。厚播きしたので驚くほど密になりましたが、その中でも飛び抜けて大きく成長したものと依然として小さいままのものが混在しています。この違いは遺伝によるものかもしくは環境によるものか。残り2枚の写真は密生しては発芽している状況です。やはり思った通り厚播きし過ぎました。多分、この後立ち枯れなどの被害が出ることが予想されます。

 
平成16年6月28日撮影。写真上2枚は5月22日にやはり立ち枯れ始めたので植え替えてみました。写真した2枚は平成15年に播種したものです。かなりしっかりして来てツルも少し伸びています。

 
平成16年8月31日撮影。写真上左は今年播種して立ち枯れたので間引く形で残しておいたもの。従ってこれは植え替えはしていません。既に少しツルが伸びたようなものも見かけられます。写真上右は、山で採取して来たツルニンジンは赤玉土とバークを混ぜた土で保存しています。地上部は全部切り取るのですが、保管している状態でも新芽を出してきます。新芽を出さないものも元気で地下茎は生きています。写真下2枚は今年播種したもので葉が6枚くらいしか無いのに先にツボミを付けたものが1本だけありました。また、これが開花した状況を掲載したいと思います。私が思ったよりも早い時期に花を咲かせることが出来るようです。

 
平成16年8月31撮影。昨年山で偶然発見したシロバナルツニンジン(平成15年10月6日に開花したものを発見)が、今年も咲きました。だけど、昨年に比べ1ヶ月早く開花したことになります。このシロバナは豊平の母の所に置いているので採取場所と比較しても気温差はほとんどないと思います。今年の秋はオミナエシ、ワレモコウなど秋の花々も1ヶ月くらい早く開花しているような気がします。キノコに関しても山のあちこちに発茸しており前回も驚いたのですがかなりの量のキノコが今年は収穫できそうな状況です。このシロバナのツルニンジンの種子を播種して果たしてまたシロバナが咲くのか否か楽しみにしています。今の所私は2株保有しています。
平成19年秋に枯らしてしまいました。残念です。申し訳ありません。
栽培方法についてとてもよい最新情報が入りましたのでお知らせいたします。
○鉢植えは用土が疲弊しやすいために隔年の植替え(用土の更新)が必要で、管理の面で大変ですから地植えが良いでしょう。
○地植えの場合はホドイモの項で述べておいでのように高畝にすると排水が良くなり夏季の蒸れによる根(芋)の腐敗が防げます。コンクリートブロックやレンガで囲って高畝にする方法もあります。
また、既に実行しておいでと思いますが、自生地と同じように根の部分が半日陰になるよう7月~9月の間は日覆いをします。これは芋の腐敗防止とともに、地温が開花前に高温になると花芽が開花に至らなかったり、また、結実しないこともあるからです。
○種子を播いて発芽後、双葉から本葉が開いたら移植をしますと、生育が早くなり成株になる本数が増えますので、この時期の移植は必須です。特に厚播きしたときには立ち枯れ病を防ぐためにも移植をお勧めします。注意したいのは、発芽した床と移植する床は別な場所(鉢)にすることです。同じ土では嫌地現象で健全な生育は望めなくなります。
○優良な個体の繁殖はメリクロンの方法は最高ですが、一般にはできないことですので6月初旬の茎挿しが有効です。挿し床は川砂を [米を研ぐ] ように [数回] 洗ったものを使用し、清潔な鉢に入れてから2節をつけて切った茎の下の節の葉を除き、しばらく水に漬けてから挿したら、鉢受け皿に腰水して半日陰に置けば2ヶ月あまりで発根します。川砂を洗うとき2回目あたりに野菜用洗剤を使うと一層清潔な用土になります。
(体験談)平成20年の新芽を挿し木してみましたが、残念ながら私は成功しませんでした。ですので、最近はイモの上の発芽する部分をちょっと大目に切り取って砂に挿します。いずれし、この部分は土があるし食べにくいので、お茶にするくらいしかないのですから。挿してみるとこれは意外によい結果が得られ、腐る事なく大抵次の年に発根して太い根(直径5~6mm)のものが、運が良ければ2本とか出てきます。一番良いのは種から増やすのが数も取れるし数量も取れるし管理がとても楽です。ツルニンジンをみんなで栽培して、それをせっせと食して元気になろうではありませんか。
何しろ、これ以上の薬効の高い植物はないのですから。しかも、とても美味です。
尚、当方山地にて無農薬有機栽培にて各種果樹栽培を試みております。(びわ・さくらんぼ・山桃・プラム・イチヂク・らっきょ・ブラックベリー・ブルーベリー等) 特に、イチヂクに関して(2~3年後)出荷できる規模の栽培をしております。
出典:ツルニンジンと山菜、薬草の『つくしの』

2017年10月23日月曜日

新燃岳の噴火の降灰で霧島川が濁る

 2017年10月23日16時30分頃の霧島川の様子です。台風21号に伴う豪雨が前日の昼頃まで降ったのですが、約30時間たっているのに川は濁流でした。
 昨年の7月から晴天の日はほぼ毎日霧島山で2時間のトレーニングをしていますが、その帰途撮影しました。

ジャカランダ検索表と J.cuspidifolia の確認

                           橋本梧朗先生の検索表です。
 
                    下の写真はクリチーバにあるジャカランダです(池田久成氏撮影)。J.cuspidifolia のようです。
同上:池田久成氏撮影

                               Timblindim 掲載の J.cuspidifolia です。上の写真と同じ種類に見えます。         
Timblindim 掲載の J.cuspidifolia

 Timblindim 掲載の J.cuspidifolia
 Timblindim 掲載の J.cuspidifolia
 
 
 

 

2017年10月19日木曜日

Ipe Palmasola と Ipe São Joaquim  の生育状況

  2017年10月19日の様子です。イペーPalmasola 87本の中の約半数とイペーSão Joaquim 193本の中の数本に着蕾しています。イペーPalmasola は今後も発雷しますので全部が着蕾するかもしれません。イペーSão Joaquim はこの圃場以外に、種類が異なる2種類が生育しています。

[English]
Following is a state of growth of Ipe Palmasola and Ipe São Joaquim on October 19, 2017 . Approximately half of the 87 pieces of Ipe Palmasola and several pieces of 193 pieces of Ipe São Joaquim are budding.  Budding will continue , so I guess that all of Ipe Palmasola may bud. In addition to this field, Ipe São Joaquim is growing in two different kinds.
[Portugues]
A seguir está um estado de crescimento de Ipe Palmasola e Ipe São Joaquim em 19 de outubro de 2017. Aproximadamente metade dos 87 pedaços de Ipe Palma Sola e vários pedaços de 193 peças de Ipe São Joaquim estão buds ocorrendo. Bud e continuará, então eu acho que todo o Ipe Palmasola pode  buds. Além desse campo, Ipe São Joaquim está crescendo em dois tipos diferentes.

     写真は全てクリックで拡大し、明瞭にみられます(Please crick photo.s)

 

2017年9月24日日曜日

ミヤマキリシマ「霧島桜」と「由布錦」の挿し木

 さいたま市の弟が挿していた霧島桜をもらって帰りました。活着率は100%で、15本あります。チチブベニドウダンが1本同居しています。これは活着率が極めて悪く、30本くらい挿した中で、1本だけ活着しています。
   霧島桜に関して公開したくない事件がありました。自分で管理していた霧島桜を全滅させてしまったのです。海外登山に出掛けていた2006年7月の約10日間で畑の霧島桜数十本の大半を枯らし(寒冷紗で日陰を作ったのが密封状態になり過熱)、数本生き残ったのですが、これも畑での管理不足(雑草に負けるという不注意)で2年前に枯らして全滅しました。鉢植えは不安定で(管理が大変)、畑のほうが安全だという認識でした。管理が悪ければどちらもダメです。
 北海道の友人が1本、さいたま市の弟が1本守っていてくれました。霧島桜は私が実生から選抜した極めて珍しい樹種で、霧島市発足を記念して命名したものです。今回弟のおかげで15本が戻りましたので、大事にします。美人薄命で、樹勢がやや弱いようです。
  霧島桜については下記参照:
    http://kirishiman.blogspot.jp/search?q=%E9%9C%A7%E5%B3%B6%E6%A1%9C

 挿し木の方法ですが、葉をなるべく全部(頂端だけは残す、葉の半分だけもあり)カットしたほうが、活着率は高まります。霧島桜を挿した弟は時期もよかったので、自信があったのか葉をカットしていません。この場合、活着しても新葉の展開が遅いです。
 1枚下の写真は1本1万6千円で買った由布錦を私が挿したものです。6月で時期的にやや遅く、又、挿し木に対してどの程度強いのか判らないので、やや大きめにカットしました。結果的に挿し木には結構強くて、巨大な1本を除いて全て活着しました。最小は1cmです。枝分かれしているものは、来春カットして全て挿し木にします。1万6千円×2本分を少しでも回収します。
   用土は弟のものが正式です。硬質細粒鹿沼を2mmの網で篩ってミジン抜きをしています。

 ついでに最近行なった「由布錦」の挿し木の様子も記録します。
  
写真はクリックで拡大してクリアーになります(9月24日撮影)
 
10月6日充分に発根したので同じトレー内に植え替え(10月7日撮影)
 

6月に挿した由布錦:葉をすべてカットして挿した、20本。
 
    9月27日、由布錦の挿し木を更に16本行いました。挿し穂の最小は1cmです。
 
9月29日に4本追加⑰、⑱、⑲、⑳

10月2日に更に4本追加(㉑、㉒、㉓、㉔は5mm、写真で確認できない。

 
 
 
 




2017年9月19日火曜日

イペー・池前アルバの種子の検疫済記録

 種子の輸入に関しては法律に基づいた厳しい検疫規定があり、必ず守らなくてはいけません。
下記はイペー「池前アルバ」の種子の検疫証明です。今回は自動的に平成28年11月28日に横浜植物防疫所で検疫を受けています。検疫を受けない状態で受取った場合は必ず未開封のまま、植物防疫所に持ち込み、検疫を受けます。開封したら、検疫を受けられない規則になっています。
 

  2016年12月2日に上記の種子を受け取り、即刻播種しました。標示はタベブイア・アルバ「JS121117-2」としました。同じ親木の先輩イペーを2012年に播種して、これが抜群に強烈な耐寒性を示したので、その耐寒性の限界を確認する目的で国内各地で試験栽培中です。
  「池前アルバ」と表示するようになったのは2017年の春からです。「池前アルバ」は現在商標登録申請中で、将来品種登録を考えています。
  下は2016年12月17日の播種直後の様子の動画です。15日間の室内管理で立派に成長しています。
 

2017年9月13日水曜日

イペー・アマレーロ「池前アルバ」の生育状況:2017年9月13日

 2016年12月播種を主体に、挿し木や伏せ根で増殖した第3圃場の池前アルバ126本の生育状況です。これ以外に第1圃場に約10本が生育しています。現在までに試験栽培した65種類の中でダントツに耐寒性が強く、零下9.1℃に花蕾が耐えた樹種です。先輩が柳井市と当園で多数開花しています。樹形、花の美しさも文句がありませんが、これを凌ぐ樹種を探して試験栽培を継続中です。
1)2016年12月播種:その① 40本(1~1.2m)

2)2016年12月播種:その② 50本(1.5m、その①より移植が早いので、成長が早い)

3)昨年春に伏せ根して不調だったものと今春伏せ根混成グループ:23本(0.5~1.2m)
  伏せ根は葉裏が白くなるのが早い。開花も早いと思われる。低位分枝も目立つ(成長が遅かったためかも)。と書いた後で写真を見て現場を再確認したら1本着蕾しているのを確認した。昨春伏せ根して不調で移植できなかった生き残り。

4)春に伏せ根:13本(0.3~1.5m)

2017年9月1日金曜日

樹木の寸法の測定方法


樹木寸法の測定方法(大和不動産鑑定株式会社HPより引用)

   種々調べたのですが、これという決定的な「標準」は決められていないようです。
    以下引用です:
測定方法は、図示のとおりです。
根廻りの測定では、巻尺で地際を測定。
胸高直径の測定では、地上1.20mの位置で輪尺をもって測定します。(傾斜地の場合は、山側の地際から1.20mの位置で測定とします。)樹高の測定では、地際より梢頭[こずえの先]までの全長を測定。(傾斜地では山側の地際から測定します。)枝張りの測定では、樹冠幅[樹木の枝や葉が茂っている部位]の平均を測定。


長を測定。(傾斜地では山側の地際から測定します。)枝張りの測定では、樹冠幅[樹木の枝や葉が茂っている部位]の平均を測定。


測定方法










2017年8月21日月曜日

ミヤマキリシマの石付け

 極めて不熱心ですが、5年前からミヤマキリシマの石付けをトライしています。土台は軽石です。植え付けたほとんどの苗が枯れます。もちろんケト土を使い、しっかり養生しました。軽石は山の工事現場で地中から出たものを拾ったもので、やっと貫禄が出て来ました。来春、思いっきり沢山の苗を植え付けようと思い苗を育成中です。

来春は開花しそうです。

2017年8月3日木曜日

2017年のイペー・ヴェルディの開花

 イペー・ヴェルディが3年連続で開花しました。零下9.1℃に見舞われた2016年はかなり遅いですが、この樹種は8月初旬に開花するようで、東京オリンピックの開催予定時期(7月24日~8月9日)にドンピシャリです。2012年8月に播種したものです。
 2015年の冬の零下9.1℃を、根元まで枯れ下がりながらひこばえで復活してその年にも見事に開花した勇士です。イペーの仲間ではアマレーロの次に耐寒性が強い樹種ですが、初夏(6月~7月初旬)に着蕾して8月初旬に開花するので冬に枯れ下がっても花が見られます。アマレーロは秋までに着蕾しますので、冬に枯れ下がると開花しません。
   開花状況
蕾の数は一房に20~30個
樹高約1m                                            

 2016年の開花の様子:
 2015年の開花の様子: