自己紹介

自分の写真
霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

山岳関連のホームページも是非ご訪問ください!(下記をクリック)

2010年12月10日金曜日

初氷

  今まで大変暖かかったのですが、急に寒くなりました。
 霧島市で初氷が張りました。厚さは2mm程度です。
 昨日、韓国岳に初雪が積もっていました。

2010年12月3日金曜日

パウ・ブラジルとイペーが発芽開始

 パウ・ブラジルの発芽状況















 イペー・ミリン改めイペー・Xの発芽状況















 同上の拡大
















 パラナ松の生育状況
















 パラナ松(手前)パウ・ブラジル(奥)の畝全体
















 ネットとビニールで保温
イペー・Xのトレーはこのトンネルの中にある。
















 ジャカランダ・カハマルカ



















 イペーアマレーロ(手前)とイペーロッショ(奥の背が低いもの)
 それぞれ、1年弱で約2.5mと1.5mに成長した(昨年12月14日に播種)。
その向こうにジャカランダ・カハマルカがある。
















 上の畝の保温状況
 左の三つの白いカバーは、移植したイペーを保温したもの。
















 タマリンドとオオゴチョーの保温状況
左は近藤イペーアマレーロ、1.5年で約3mに成長。
















  畑全体と桜島(クリックで写真拡大可)
 風向きによって、桜島の噴煙の火山灰が降る。
 10年以内の大爆発を予想する人もいる。

2010年12月1日水曜日

ミヤマキリシマの苔着け完了

 実生のミヤマキリシマを11月5日に畑から鉢上げしたもの5鉢の苔着けを26日に完了しました。盆栽町の九霞園様からお送り頂いたスナゴケを加工して張り付けました。スナゴケを乾燥、1.5mm以下に微粉砕したものを鉢の表面に薄く敷き詰め、その上に生のスナゴケを微粉砕して散布して薄く張り付けました。2日できれいな緑になりました。
 猛烈な針金かけをご覧ください。一鉢20時間以上かかっています。一気にはできず、日をおいて数十回手をかけます。一枝変化させると、当然ながら全体のバランスが崩れます。それを修正するため、関連する枝を変化させます。完璧を期すためには無限の努力が必要になります。目指した姿と、どこで妥協するかが管理者のウデということになりそうです。
 来春の「花かごしま2011」への展示が決まった7月から急いで盆栽に仕上げているものです。鉢も九霧園様からのものです。(クリックで画像鮮明に拡大)


 樹幅55×38cm、樹高18cm。














 樹幅60×40cm、樹高33cm。















 11月26日に張り付けたスナゴケ(上の写真の鉢の表面)。
















  切り刻んだコケの破片もそれぞれ美しい。
 コケは、4億年前に植物の仲間では一番目に海から地上に
 這い上がった植物で、強烈で不思議な生命力を持っている。

2010年11月26日金曜日

パウ・ブラジルの二葉と根

  
 パウ・ブラジルが畑で発芽しています。根切り虫に根をかじられて、萎れているものを引き抜いてみました。 地上部分は6cm程度ですが、根の長さは20cmくらいあります。10月10日に播種し、ビニールトンネルで保温しています。

2010年11月11日木曜日

ミヤマキリシマの鉢上げとジャカランダの挿し木

①11月5日に、ミヤマキリシマを畑から5本鉢上げしました。来春の「花かごしま2011」(予算23億円、訪問者数目標80万人)に出展するための準備です。江戸時代に始まった、鹿児島発信の世界的な園芸植物交流の一端を担った「ミヤマキリシマ」を紹介するための展示です。鉢は、さいたま市盆栽町の「九霞園」の村田勇社長様から特別に送られたものです。若木の盆栽に相応しい雰囲気の鉢で大変気に入っております。
   2004年4月2日にトレーに播種して約1万本が発芽、活着した約1,000本の中から生き残った約500本を一旦トレーに移植し、選抜した約250本を畑に植え、約170本が生育中です。鉢上げした5本は合格率2,000分の1を突破した代表選手達ということになります。各々は1万分の1ということになります。 播種から6.5年目の姿です。最後の写真は「補欠」です。
  不思議なことに、横幅60cm、樹高33cmを最大とする下の写真の5本以外は、大きさ、樹形とも目指してきた中型盆栽としての「一般的な評価」の下では格段に劣ります。中には樹高5cm程度で生き延びているものもあります。同じ土地で同じような手入れをしてきたにも拘わらず、大きな差が生ずる原因が解りません。生まれながらの素性としか言いようがありません。小さなものは小品盆栽として堂々と生きていけるでしょう。私にとっては全てが名前をつけて呼びたいほど可愛い相手です。
  鉢上げ前の畑における5本の状態は8月28日のブログ参照。
























































































































②11月9日に、畑で育成中のジャカランダ・カハマルカの第2回目の挿し木をしました。28本の親木(畑には36本生育中)から、約55本の挿し穂を採取しました。親木と挿し木は正確に対応がとれるようになっています。有隅先生のアイデアで、木を充実させる目的で芯を止めたついでに発生する挿し穂を挿すもので、挿し木が主目的ではありません。10月1日に行なった1回目の挿し木は全滅しました。

2010年10月30日土曜日

パウ・ブラジルの種子到着

 サンパウロの園田さんから送って頂いたパウ・ブラジルの種子が昨日届きました。半分は尼崎の高西さんに発送し、約50粒を50℃の熱湯(瞬間的)からぬるま湯~水に1日浸け、今からトレーと畑に播種します。
 有隅先生から、パウ・ブラジルはまめ科の硬実性種子のため硬実処理をした方がいいとのご指導を頂きましたので、上記の処理をしました。
  暖熱湯処理法(硬実処理法): 80℃の熱湯に数秒ないし数分間浸すか、40~50℃の温湯に1日ないし数日間浸す方法で、硬実種子で有効。(生原喜久雄氏)

   後日、到着した下の写真の種子はパウブラジルではないことが判明した。大変な空振りであった。












 








 サンパウロの松村さんのコメントと写真を拝借します(私たちの40年より)。
 [コメント]丁度、6月頃有隅先生に送りましたパウブラジル(ブラジルボク)の写真がありました。
 MNプロポリスの工場内で撮った写真です。2009年9月か10月でした。果期は11-1月ですから園田さん手持ちの種は今年初めのですね。   松村



2010年10月24日日曜日

オーゴチョーとミヤマキリシマの開花とタマリンド

 オーゴチョーが播種後5ヶ月で3本開花しました。寒さに向かうため、蕾が全部開花するか心配です。ミヤマキリシマは狂い咲です。来年5月のイベントの展示に向けて調整中なので、今開花しては困ります。ただ、狂い咲は花の色が特別きれいです。タマリンドは快調に伸びて1.5mを超え、まだ成長していますが、この冬を越せるかが問題です。




2010年10月20日水曜日

イペーに病気発生

 イペーに病気が発生しました。ロッショの幹、枝の表皮と幹内部の一部が黒褐色になり、膨れています。最もひどい部分で枝が1本折れました。ごく一部の葉柄にも伝染しています。20本中5本が発症し、これらは幹を健全な部分で切断し、下部を残して上部を廃棄しました。アマレーロにも伝染していますが、症状が軽いため放置しています。
 細菌性の病気のようです。梅雨時の長雨とその後の猛暑が影響したのかもしれません。寒くなることで改善するか観察します。



2010年10月13日水曜日

オーゴチョウが一輪開花

 5月上旬に播種したオーゴチョウが一輪開花しました。3本ともそれぞれ数十個の蕾を持っていますので順次開花すると思います。意外な開花の速さと美しさにビックリです。地球の反対側からやって来た種子が初めて開花したもので、土地はずれ、時期はずれのため花はかなり小ぶりです。

2010年10月1日金曜日

ジャカランダ・カハマルカの挿し芽

 畑の貴重なジャカランダ・カハマルカが越冬できるか自信がないので、確実な種の保存のために挿し芽をしました。今年5月に播種したジャカランダ・カハマルカがトレーに4本と畑に33本育っていますが、トレーから畑に移植した直後の4本以外の29本の頂芽を採取してトレーに挿し芽をしました。      (重要な記録につき、クリックで写真拡大)


]














 10月1日:
 それぞれ、畑の親木と確実に対応が取れるようになっています。優秀な親が万一倒れたら代役を務めます。
トレーの縁が欠けているのは愛猫クロがカジッタもの。

2010年9月20日月曜日

イペー達の成長の様子

 イペー達は順調に生育しています。前回の報告から20日後の状況です。近藤アマレーロは15ヶ月で2.5m、和田アマレーロは9ヶ月で2.15m、ロッショは1.5mになりました。秋が近づき、成長が急速に鈍ってきました。

 右端が近藤アマレーロ、左は半年後輩の和田アマレーロ達です。



























左側が和田ロッショ、右側が和田アマレーロです。


























沖縄の「まえだまめ」さんから種子を頂き、5月12日に直蒔きしたロッショ達、40cmです。
 


























6月19日に畑に播種し、ここに移植した前田アマレーロです。25cmです。
 


























ジャカランダ・カハマルカの畝です。5月7日にトレーに播種し、発芽後ここに移植。
 


























ジャカランダ・カハマルカです。50cmです。
 



























右手前がタマリンドで、約1mです。左3本は樹種不明です。



























樹種不明の幹の拡大です。大きなトゲがあります。
 


















 

2010年9月1日水曜日

イペーが20日間で80cm伸びた!

 イペーアマレーロが20日間で80cm伸びました。ロッショも順調ですが、アマレーロほどの伸長ではありません。ぼつぼつ涼しくなりますので、伸びが鈍ってきそうです。10日前(8月22日)と、20日前(8月12日)の当ブログの写真と比べて見てください。
 台風が来た場合の対策を検討中です。

前田農園の7種類のイペー達:
 下の写真の畑で、次の7種類のイペーを育成中です。当地方や国内での園芸品種としての適性や育成条件を見極めることなどを主眼において試験栽培しています。 
  ①前田アマレーロ(鹿児島県吉野の植木市で苗1本、その種子:畑に20本、ポットで200本)
  ②近藤アマレーロ(宮崎市、苗:1本)
  ③佐々木ロッショ(サンパウロ市、種子:4本)
  ④和田ロッショ(ポルトアレグレ市、種子:20本)
  ⑤和田アマレーロ(ポルトアレグレ市、種子:40本)
  ⑥前田まめロッショ(沖縄、種子:8本)
  ⑦謝花屋ロッショ(沖縄、苗:4本)
   上記の大半の親木の写真並びに若干の情報などを入手しています。有隅先生と和田さん達
とのメール交信に出てくる貴重な知識や情報は逃さずメモして参考にしています。

近藤イペーアマレーロです。20日前の木の頂点の位置に60cmモノサシの下端を合わせています。ゆうに80cmは伸びています。
  播種後14ヶ月で約2.4mになりました。

  

















和田イペーアマレーロです。この10日間で約40cm伸びました。播種後8ヶ月で約2mになりました。
 



















和田イペーロッショ。播種後8ヶ月で、大きいもので約1.2mになりました。ガッチリタイプの 佐々木ロッショを追い抜きました。






  













近藤イペー(右端)と和田イペーを含む7種類のイペー達の畝です。すべてが予想もしなかった伸びをみせています。
  
 


















 今年の4月30日、和田さんと訪れた鹿児島市の木市で、1.2mくらいのイペーアマレーロを売るおばさんが「3~4年ではここまで大きくならない」と言っていたのを思い出します。温室で実生のあと、路地栽培と言っていましたが・・・。





-

2010年8月28日土曜日

温暖地で育てるミヤマキリシマ

 九州南部の海抜ほぼ10mの畑でミヤマキリシマを育てています。2004年4月2日にトレーに播種して2年後に畑に移植しました。今年で播種から7年目で、170本程度あります。
 当地方では、ミヤマキリシマは暖かい低地では育たないとか、育っても葉が大きくなったり、枝が徒長したりで盆栽には不向きだとかの話がありますが、今のところそのような兆候はみられません。希少種でもあるため増殖育成に挑戦しています。最大の敵は雑草とモグラです。ボツボツ「 人」も心配になってきました。
 急に、来年の春のある大きなイベントで展示することになり、代表選手を4本選んで時期はずれの針金かけなど、鉢上げの準備を始めました。4本とも似た樹形で、樹高は20~30cm、横幅は60cm前後のミヤマキリシマ独特の横這いです。

参考① ミヤマキリシマ(深山霧島 Rhododendron kiusianum)命名異聞
           ━ 坂本龍馬と牧野富太郎博士 ━
 植物学者牧野富太郎博士が新婚旅行で霧島方面を旅行して発見し、1909年に「ミヤマキリシマ」と命名した。2009年は命名100年にあたり、 各種記念行事が行われた。牧野博士のご結婚は1888年であり、この年にミヤマキリシマを初めて見たことになる。坂本龍馬がその22年前の1866年3月29日に新婚旅行で高千穂登山をしており、姉、乙女に送った手紙に「きり島つゝしが一面にはへて實つくり立し如くきれいなり」と書いている。 牧野博士は龍馬の情報でミヤマキリシマの存在を知り、興味を持たれたのかも知れない。二人とも高知県出身である。(「實つくり立し如くきれい」とは、「本当につくりあげたようにきれい」すなわち、「庭園か盆栽のようにきれい」という意味でしょう)                               以上前田説  
  
参考②4本の代表選手グループの 2006年4月の移植直後の状態:ここをクリックして「畑の写真」の左端をご覧ください(拡大可)。
 畝全体で代表選手の同級生を約170本育てています。

  

















代表選手1号:
 樹形は豪快で花つき(蕾)はまずまず。(60×40×30cm)
通常、今の季節は針がねかけはしない。 (モノサシは2本とも30cm)
(クリックで写真が鮮明に拡大します・2段階まで)   

















             代表選手2号(63×40×18cm)


















< 代表選手3号 (58×37×15cm)
 
















代表選手4号
 樹形と葉性はいいが、花つきがやや少ない。
 (50×30×17cm)
 

















補欠
 入替え用も含めて上記の4本を準備したが、万一に備えて補欠を準備した。やや小ぶりだが、花つき、樹形がよい。
 (45×28×18cm)  

















鉢上げ用の鉢の選定:
これより一回り大きなものがいいかな。(この鉢の寸法:26.5×16.5cm、代表選手3号にセット)