自己紹介

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霧島市, 鹿児島県, Japan
造園施工管理技士、土木施工管理技士、公害防止管理者(大気、水質各1種、 騒音、振動)

山岳関連のホームページも是非ご訪問ください!(下記をクリック)

2016年10月6日木曜日

「タベブイア・アルバ:池田邸前」の日本での生育の様子

 昨冬、イペーで唯一零下9.1℃を無傷で乗りきった標記樹種で、ロットNo.「JS121117」の生育状況を記録しました。写真は全て10月6日の撮影です。
 明日から明後日にかけて、南房総で約20名が参加して開催される
「日伯イペーサミット」(自称)に持参するために撮影したものです。茨城県常総市の「イペープロジェクト」や群馬県大泉町にご提供するイペーを選定するための資料になればと考えています。


6月に根廻しをした3.5~4mもの、約10本(支柱があるもの)。
全部で約20本根廻しをしたが、時期が遅すぎて活着が悪く、
8本を根元で切断して再生中。
 
4月に神代植物公園殿に苗を送った際に採取した不要根を
挿し根したもの。1m近く伸びている。約10本。

5月から6月にかけて挿し根したもの。樹高10~30cm、約40本。
 
第3圃場全景:
左端の畝が4月に挿し根した約10本
 
右の畝はサンジョアキンからのタベブイア・アルバ7種類。
今年2月2日に播種して5月7日に苗床から移植した。
最大1.7mまで伸びた。

クリチーバの池田邸前の親木:樹齢27~30年。





2016年9月19日月曜日

サンジョアキンからのイペー:タベブイア・アルバの成長速度

 サンジョアキンからのタベブイア・アルバの夏場の成長速度を観察しました。2016年8月20日から9月19日までの30日間で30cm伸びました。宮崎の近藤イペーやポルトアレグレの和田イペーの例に比べて、播種の季節が若干異なりますが単純に比較すると、樹高の伸長速度はほぼ1/4で、驚異的な差があります。感覚的な評価ですが、ガッチリ型で耐寒性を確保しているように感じます。
      2016年10月19日追記:
その後1ヶ月の成長速度の記録です。


2010年9月1日、ポルトアレグレイペーなどの成長記録:
      http://kirishiman.blogspot.jp/2010/09/blog-post.html


2016年2月2日のサンジョアキンイペーの移植の様子:
  http://kirishiman.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

2016年9月18日日曜日

モリンガを育てて葉の粉末750gを製造


 2016年春、ブラジルからモリンガの種子が届いた。早速播種して約50本を育てた。9月15日に枝付きで約10Kgを収穫し、18日迄かかって750gの粉末にした。自家消費する。


収穫後の畑。再度発芽する、うまくいけばもう一回収穫する。

利用部分を乾燥する(金網トレー5枚分、約10Kg)

利用部分を採取したあとの幹

 自家製乾燥機にセット:
60℃以下で急速乾燥1回目一気に15時間
その後、2日間自然乾燥と短時間の温風乾燥を数回繰り返す。

 温風発生機

乾燥後のモリンガ

 荒篩い

 再篩い

 微粉砕(750g)

粉末の色はみごとなグリーンです。






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2016年9月11日日曜日

イペー・ヴェルディ(Ipe verde:Cybistax antisyphilitica)が開花:2016

 9月10日の様子です。きれいです。昨冬、零下9.1℃で根元まで枯れ下がった木が、ひこばえで1mまで復活した2本の頂点に開花しました。花をよく見ると蟻が多数這っています。
 8月29日の着蕾の様子は下記です。
   http://kirishiman.blogspot.jp/2016/08/blog-post_21.html
  昨年の開花の様子は下記です。
   http://kirishiman.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html


2016年9月5日月曜日

イペーの移植と挿し根及び挿し木の適期に関する検討


 2000年にイペーを1本庭に植え、2009年から日本国内にイペーを展開すべく、53種類以上の試験栽培を行ってきました。多くの皆様のご協力で、タベブイア・アルバが抜群の耐寒性を有することが確認できました。そのタベブイア・アルバの中でも耐寒性に優劣があり、昨年から新たに9種類を加えて、タベブイア・アルバだけでも合計約15種類を試験栽培しています。イペー全部では淘汰されたものを除く約40種類を育てています。
 今春のタベブイア・アルバ、ロットNo.「JS121117(親木は池田邸前、2012年11月播種)」の大量の移植(畑での根廻しや試験栽培先、ご近所への移植)及び挿し根、挿し木の試験結果などから、最適なイペーの移植、増殖時期について考察しました。(写真はすべてクリックで拡大します

 その1.  4月18日:
 東京の神代植物公園殿向けに、タベブイア・アルバ1.5mものを2本発送した。大きくなりすぎて宅急便で搬送できなくなりそうだったので、予定より時期を早めた。この際、17本挿し根をし、15本が活着し、活着率は88.2%であった。成長は極めて順調。8月5日現在、樹高約1m。

その2.  6月5~8日:
 タベブイア・アルバの増殖が必要になったので、樹高約3mの木からサンプリングして挿し根と挿し木をした。探り掘りした根を142本、不要枝を整理したもの58本を挿し床に挿した。挿し根は48本が活着し、活着率は「その1」に比べてかなり悪く33.8%であった。挿し根の時期が約50日遅れたために大きな差がついた。活着した挿し根の直径は3mmから20mm程度である。
 挿し木の活着率は予想外の0%であった。時期が遅すぎた。従来の経験ではイペーの挿し木や挿し根は時期が適切であれば極めて容易である。
 
挿し木は全滅。


その3.  6月16~20日:
 樹高約3mの木を、来春出荷する可能性が出てきたので、根廻しをすることにした。これが、挿し根に関して惨憺たる結果を招いた。
  ①16~19日に比較的小型の3m以下のもの19本の根廻しを完了、挿し根を123本し5本が活着した、活着率は4.1%で話にならない。



  ②20日に時期が遅いので実行を迷っていた3.5mもの5本の根廻しを決行し、挿し根を畑2ヶ所に70本した。7本が活着し、活着率は10.0%で話にならない。


  更に、根廻しをしたイペーの樹高が高い順に枯れ始めた。根廻しの時期が遅すぎた。8月3日に5本を生きている部分で切断した。下部からの発芽を期待しているがどうなるかわからない。残念無念。



 大半は落葉もせず活着した。


 結論 

    日本で植栽実績が少ないイペーに関する移植や増殖技術の難しさを感じています。現在までの経験では、前田農園から国内へのイペーの移植の適期は、4月初めから5月末までと考えます。勿論、移植先の気候を考慮して決めるべきです。
  イペーは落葉樹に分類されていますが、常緑樹になりたがっている樹種ではないかと思います。特にポルトアレグレ市の風車小屋公園のイペーロッショにその性質を感じます。一般的に耐寒性が弱いロッショですが、「風車小屋ロッショ」は下手なアマレーロに勝ります。
 日本で、一般の落葉樹で行われる秋植えは未経験ですが、イペーでは危険だろうと思います。
   参考資料-1:挿し根の実行日程詳細
   http://kirishiman.blogspot.jp/2016/06/20166.html
  参考資料-2:降水量データ(牧の原観測所)






 

2016年8月29日月曜日

イペー・ヴェルディに着蕾

 8本のイペー・ヴェルディが昨冬の零下9.1℃で根元まで枯れ下がり、全滅を心配していましたが、全て切断した根元から新芽が出て再生して、2本は約1mまで伸びて着蕾しました。暑さで倒れそうになりながら雑草の刈払いをしている途中で、着蕾を確認した一瞬苦労が報われました。
 冬の寒さで枯れ下がるのは困りますが、枯れた根元から新芽が出て再生して開花する根性は立派です。なんと言っても、アルバ同様零下9.1℃を経験しても開花するイペーなのです。アマレーロやロッショは秋に着蕾するので蕾の越冬が問題ですが、ヴェルディは蕾の越冬の問題がありません。
 昨年は前の冬に経験した最低気温零下5.3℃で幹の途中(根元ではなく先端から約20cm)まで枯れ下がり、その下から新芽が出てそれに開花しています。今年は昨冬に比べて遭遇した最低気温の違いで開花時期が約1ヶ月遅くなりそうです。
 昨年の8月4日の開花の様子を添付します:
  http://kirishiman.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html





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2016年8月24日水曜日

日本の酒飲み県ランキング

 テレビで見たので詳細を調べましたが、間違いなく鹿児島県が断トツです。ほんの少し、私にも身に覚えがあります。
   鹿児島県と宮崎県はイモ焼酎、新潟、秋田、青森県など東北地方は日本酒の産地でその地域の消費に直結しているのでしょうか。近くの店で購入して遠方の親戚や知人に送ったものも、統計上はそのご本人が飲んだことになると思います。
 説明で出てくる「偏差値」とは、平均値(50とする)から「0」から「100」までの範囲で、どの程度離れているかを知るための目安の数字です。
              データ引用:http://todo-ran.com/t/kiji/14569
   国税庁の2013年の統計情報からアルコール消費量ランキングを調べた。同統計の各種アルコール消費量にアルコール濃度をかけ、アルコール消費量(エタノール消費量)を比較した。これはアルコール換算ベースと言われ、アルコール統計でよく使われている方法だ。ランキングの元となるアルコール濃度は、複数のサイトを参考に以下のようにしている。
   ビール5% 日本酒15% 焼酎25% ワイン12% ウイスキー・ブランデー43% リキュール5% その他5% 








  

2016年8月20日土曜日

2016年の猛暑避難:霧島山の池巡りコースで訓練

 今年の夏は連日36℃の猛暑で、家にいても何もできません。7月21日から、ゴルフをやらない日は毎日韓国岳の麓の三湖を巡る4.3Kmのコースを歩いています。このコースは世界の高所に出かける前のトレーニングの一つのメニューとして、今までに300回は歩いています。下界は猛暑でも、コースのほぼ全部が樹林で覆われており、木陰を涼しく歩けます。
 高低差が累計約300mあります。数年前は1時間以内で歩いていましたが、今のところ1.5時間かかります。あと1ヶ月で、1時間を切ろうと思っています。筋力も問題ですが、老人には空気中の酸素濃度も問題です。脈拍は120回/秒程度で歩きますが、歩行スピードを上げると息が切れて脈が140~150回/秒に上り、苦しくなります。歩く場所は標高1,300m前後で酸素濃度は自宅付近の約85%です。
 私は2002年9月にキリマンジャロに登頂しましたが、頂上の標高は約5,900mで酸素濃度は平地の半分以下です。頂上で饅頭2個を食べました。同行したベテランのリーダーが、自分が同行した人で頂上(ウフルピーク)まで行けた人は約44%と言っていました。半分以上が高山病でりタイアします。富士山についての明確な統計はありませんが、2回登った私の経験では、20%くらいが高山病などでリタイアしていると推測します(参照
 :ネット情報ではりタイア率は30~35%程度という説もあります。観光気分で登る人も母集団に含んだ統計で、この方々がリタイア率を大きく上げているようで、私の推測と大きな差があります。両説の差は、母集団をどのように設定するかの問題であり、いずれが正しいかという話ではありませんので両説を併記しておきます。


      高度差による気温・大気圧・酸素濃度・沸点などの変化

 
                     ※気温は平地(海抜0m)を常温15℃として設定。
http://www5e.biglobe.ne.jp/yamamosa/6%20anzen.htmlより引用


池巡りコース


 今までに訪問した世界の高地や僻地:
    出かける前に池巡りコースや韓国岳登山などで、特訓しました。


2016年8月5日金曜日

イペー・カンポス ド ジョルドンに着蕾

 2015年2月6日に播種した標記イペーに着蕾したことを8月4日確認しました。昨冬の零下9.1℃で約50本の全てが地際まで枯れ下がり、ガッカリしたのですが、全てがひこばえで復活して、なんと2本が播種後1.5年で着蕾しました。着蕾は今後も増えると思います。地際からのひこばえは1.3mくらいに伸びています。秋までに1.5m以上になりそうです。今冬の耐寒が問題です。
                                                              (写真はクリックで鮮明になります
 
 
左が昨年伸びた幹、右が地際から出たひこばえで、これに着蕾した。
 

種子の入手経緯は下記参照(多くの皆様に大変お世話様になりました)
  http://kirishiman.blogspot.jp/2015/02/blog-post_18.html




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2016年8月3日水曜日

常総市で「イペープロジェクト」を展開

 茨城放送社長の北島様から、嬉しいメールが届きました。2016年8月3日、常総市で「イペープロジェクト」が発足しました。イペーの優良種が本格的に日本に定着する第一歩だと思います。北島様への私の返信も添付させて頂きます。



 お世話になっております茨城の北島です。本日(8月3日)、常総市の神達岳志・新市長が初当庁し、記者会見でイペープロジェクトを発表しました。復興、そして友好のシンボルとしてイペーを市内に広め、「幸せイッペー常総市」をめざそうという内容です。会見では、前田さんから送っていただいた写真のパネル、さらに8月1日に佐藤さんから分けていただいたイペーの苗を紹介(添付写真参照)したところ、マスコミ各社も興味深々でした。
 抽象的な政策よりイメージのわきやすい取り組みです。これもみなさんの協力のおかげです。ありがとうございました。分けていただいた苗木は、試験栽培してもらっています。中には生け花用の植物を栽培している40年のプロや、趣味が高じて森林研究所に相談してさまざまな花木を育てている友人もいます。茨城は土地が余ってます。今後が楽しみです。
 とりあえずご報告まで。
 
前田の返信:
北島様
    前田です
 ご報告、大変ありがとうございました。無事、予定道理にことが運んで一安心致しました。
 前田農園が昨冬偶然に零下9.1℃の厳寒にみまわれ、これを無傷でクリアーした樹種が確認できたことで常総市でのイペー生育の可能性があるだろうと判断した次第です。タイミングもバッチリで、滑り込みセーフでした。運ですね。
 あくまでも、試験的な要素が多分にあることを関係者に認識しておいて頂きたいです。市内に専門家もおられるようで、タイアップして頑張りましょう。
 神達市長はイペーの日本への展開の切り込み隊長です。期待しましょう。
 

 

2016年7月30日土曜日

イペー、タベブイア・アルバ(T.alba)に着蕾:2016.7.30

 2014年5月に播種したイペー、タベブイア・アルバが2年2ヶ月で着蕾しました。ロットNo.「SC131209白」で、10個以上の蕾を確認しました。クリチーバ市のサンタカンジダ地区に親木があります。昨冬の零下9.1℃を無傷で乗り切った中の1本で、樹高は約2.5mです。今後も着蕾が増えるかも知れません。(写真はクリックで拡大




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2016年7月28日木曜日

サンジョアキンからのイペーの生育状況:2016.7.27

     写真は7月27日の様子です。種子を送って頂いた Dr.Adilson からの問い合わせがあり、写真撮影しました。夏場の雑草がすごくて、ビニールシートなしでは、管理できません。
  5月7日、サンジョアキンからのイペー7種類約150本を苗床のトレーから新しく確保した第3圃場に移植したものです。2月2日に播種しています。(写真はクリックで拡大します

 
写真説明:(面倒なのでメールのコピーです)
Sr.Dr.Adilson
I'm very fine!
And your Ipe are more fine than me.
I send you photos which just now I took.
The  four rows of the right-hand side are your Sao Joaquim.
They are separated three rows and one row.
Every one of seven kinds  contains about 20 pieces.
The biggest one is about 30cm height.
I guess that they will grow up to about 1m in this year.
Best regards!


2016年7月15日金曜日

三反園新県政に期待する

 7月10日、鹿児島県知事選挙が行われ、三反園訓氏が当選して、3期12年続いた伊東県政が幕を閉じた。
 選挙翌日の夕方のテレビで池端憲一県議会議長が「三反園知事のマニフェストを実行するのはむつかしいだろう」と発言した。池端議長は原発推進派で、原発を止められては困るのだ。早速の「足の引っ張り」かとがっかりした。知事のすべての方針について詳しく話を聞かないと判らないではないか。このような考え方では県民が期待する県議会議長たり得ない。池端氏を議長にした県議会議員も猛省すべきだ。
 この件で新聞に投稿したが、投稿の主な目的である上記の「アタマに来た」部分は修正すべく新聞社から電話で相談があり、大きく譲歩して下記のとおりとなった。
  又、私の当初の原稿のタイトルは「三反園新県政に期待する」であった。


2016年7月5日火曜日

韓国岳登山:2016.7.5

 猛暑を抜け出すため、久しぶりに韓国岳に登りました。昨日も同じ理由で麓を約1時間うろつきました。
 登山道は硫黄山の噴気を回避するために、1合目までは東に約500m迂回する急坂に変更されています。3合目の手前では、この調子ではリタイアかと思いました。 
 思いもかけず、5合目で休憩中の約30名の小学生(3年生くらい)に「頑張って!」と声をかけられ、追い越せたことで元気を頂きました。
 2002年8月には40分で登ったこの山も、今日は90分かかり、結構こたえました。これではいけないと反省しています。
 
韓国岳頂上からの大浪の池・ガスッている
 
新燃岳・落着いた感じ(噴気はある)


ポルトアレグレのイペーアルバの7月1日の状況!(和田さんからの報告を転載)

  今年は、それほど寒い年ではないですが、イペ―アルバは、銀葉の葉を落とし地面を白く飾っています。ポルトアレグレには、この種を採種した樹とその近くにある少し若い樹に風車小屋公園内に1本と私が歩く地域内では3本しか確認出来ていません。親木の所在地は、ブアルケ デ マセード539番地の街路樹です。
落葉した葉の大半は銀葉面を上に落ちていました。写真を貼り付けて置きます。昨年来花の時期、種採集と10数件に渡りこの花咲爺さんの会関係欄に掲載していますので参考願います。
イペーアルバの特徴は、銀葉(葉の裏が白い)と幹がごつごつしている事、花の一つ一つが普通のイペーに比べて特大である事でしょうか。種の採集は、サネが大きく非常に簡単です。

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